ゴールデンウィークの過ごし方で変わったこと
社会人になってから、多くの人が一斉に休む期間というのはあまりないなと感じています。年末年始が一番に思い浮かびますが、それ以外となると意外にないかなと。
学生の頃は、夏休み・冬休み・春休みなどまとまった休みが定期的にありましたが、社会人になると、そういった休みの雰囲気は感じながらも、実際には休みではないという事実を受け止めていくことになります。
ゴールデンウィークというのは、実はまとまった休みという意味では、世間一般には、年末年始の次に公に認められたまとまった休みという位置付けであるようで、私自身もそのように感じていました。
今回は社会人でもまとまった休みがとれ易いゴールデンウィークの過ごし方について、私自身の変化を中心に思うところをまとめてみました。
社会人になった当初は
社会人になる前の大学生の頃は、ゴールデンウィークといっても、特別な感じは全然なくて、夏休みや冬休みなどと比べると期間が短い休みとなるので、ちょっとした休みぐらいの感覚でした。
ニュースなどでよく見る渋滞情報のイメージが強くて、改めて旅行に行ったり、遠出をするということを避ける傾向があり、むしろ自宅や近場で過ごすことが多かったように思います。
社会人になると、初めて体験する仕事や職場環境にフワフワした感覚のまま激動の4月が終わる頃に、初めてのゴールデンウィークを迎えることになります。
私自身は、会社の寮に入っていたのですが、実家は比較的近かったため、帰省するにしても日帰りで近況報告をするぐらいで済ませました。
おそらく初任給で何か両親にプレゼントなどしたはずなのですが、何故か具体的なことの記憶が曖昧で思い出せず、したはずという表現になってしまいました。喜んでくれていたことは何となく覚えています。
ゴールデンウィークの過ごし方で実家への帰省以外となると、当時あまり選択肢はなかったです。まだ会社の人と会社の外で会うという程の人間関係は築けておらず、会社の寮に入っているとはいえ、基本的には他の事業所や部署の方ばかりなので、同じく人間関係は築けておらず。
新入社員研修を一緒に受けた同期の人達が頼みの綱でしたが、同じ寮で仲良くなれた人は大体遠くの実家に帰省してしまって、ゴールデンウィーク中は帰ってこないとのこと。
そうなると、大学時代の知り合いと近況報告を兼ねて会うというぐらいしか選択肢が残されていません。
私は関西の大学に通っていて、関西で就職したのですが、知り合いの多くは関西以外で就職したり、配属はまだ決まっておらず、数か月に及ぶ新入社員研修を関西以外で受けているなどでなかなかゴールデンウィーク中に関西で会えるという人は限られていました。
結局のところ、大学時代の知り合い何人かと会うだけにとどまり、ゴールデンウィークのほとんどは会社の寮で過ごすことになりました。
その後は、会社の部署異動で経理の部門になってからは、3月決算の会社だったため、6月の株主総会までは忙しい時期が続き、仕事モードでゴールデンウィークを過ごすことが多かったように記憶しています。
税理士試験の受験中
そこから税理士を目指して、税理士事務所に転職をすることになり、またガラッと環境は変わりました。
税理士を目指すことになった経緯などは別の記事で書いています。
税理士を目指したきっかけ(前編)
税理士を目指したきっかけ(後編)
税理士試験は毎年8月に開催され、受験勉強の周期としては、9月~8月という流れになります。
初めて受験する科目かどうかで変わってきますが、その1年をざっくり区分けすると、
9月~3月 基礎
4月~6月 応用
7月~8月 仕上
のようなイメージでしょうか。
ゴールデンウィーク期間中は、基礎をひと通り終えて、その定着を図りつつ、応用問題にも取り組んでいく時期でもあり、税理士試験においては非常に重要な時期になります。
高校・大学受験でいうところの夏の天王山というところでしょうか。
そのため、社会人でせっかく長期の休みがとれるといっても、休み続けるというわけにはいきません。
もちろん、多少は息抜きで遊びに行ったり、出掛けたりすることはありますが、常に頭の片隅に税理士試験のことがチラつくので、心底楽しむということが難しい状況でもありました。
独立開業してから
税理士として独立開業してからは、どうやって過ごそうかと思案しているところはありました。言っても休みの設定は自由なので、自分次第のところがあります。
本当は家族の予定とも合わせつつ、今までとは違う過ごし方が出来るのではと少し楽しみにしていました。
しかしながら、2019年10月に開業して、初めて迎えるゴールデンウィーク目前で、世の中の状況が一変してしまいました。2020年に始まる新型コロナウィルス感染症の影響で、自由に出歩いたり、人に会うことが制限されるようになりました。
2021年4月27日現在、3度目の緊急事態宣言が発出され、更なる自粛生活を強いられる中で独立開業してから2回目のゴールデンウィークを迎えようとしています。
色んなものを振り切って、自由に過ごすということも出来るのかもしれません。それぞれに対策を講じた上での行動であればもしかしたらリスクは限りなく少なくすることが出来るのかもしれません。
それでも、明確な根拠なく、結果を出し続けることは難しいのではと感じています。曖昧なままで制限を受け続けることは、ストレスであり、希望が持てないと感じてしまうこともあるでしょう。
これまでも色んな制約を受けながら、その時に出来る範囲で楽しむ方法を模索しながら過ごしてきました。それはこれからも変わらないでしょう。
だからこそ、今の状況を悲観するだけでなく、新しいチャレンジだと思って、これからに繋がる過ごし方を目指していきたいところです。
これもまた独立開業したからこそ持てる考え方なのかもしれません。
おわりに
せっかくの休みだからゆっくり出掛けてみたいという気持ちは独立開業したからこそ、より一層強いと感じています。でも、自分の思いや都合だけで動けないというのは、この自粛生活に関係なく、ずっと続いていく課題だと思うので、そこに上手く向き合っていかないといけないと思うところです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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