単発サポートメニューを見直してみる

2019年10月に税理士として独立開業してから、サービスメニューとして、継続的なサポートである顧問業務だけでなく、単発サポートとしてのメニューも掲げています。

徐々にご依頼いただく件数も増えてきて、実際にお申込みいただく中で、当初想定していた内容とは違うところがあるなと感じるようになりました。

今回は、その辺りを踏まえて、メニュー内容の見直しについてまとめてみました。

面談方法

2021年6月2日現在で、単発サポートメニューとしては、

単発税務サポート
個別コンサルティング
確定申告サポート
融資サポート

があり、事務所ホームページに掲げています。

主旨としては、毎月顧問料を支払って、継続的なサポートを受けるほどではないけれど、スポット的な相談を専門家にしたい、というような方に向けたサービスとなります。

無料相談となると、一般的な内容とならざるを得ないことが多いので、有料でもきちんとした相談が出来るというところに一定の需要があると感じています。

基本的には実際にお話しすることを前提にした面談という形式をベースとして、その前後の必要な情報の確認や資料のやり取りなどはメール等で行うようにしています。

面談方法としては、対面かオンラインかを選択出来るようにしています。

オンラインの対応については、2020年に始まる新型コロナウィルス感染症の影響で、人との接触を極力避けたいという考え方や、オンラインで面談を行うシステム的な環境が整備されてきたこともあり、選択肢のひとつとして掲げているところです。

オンラインであれば、離れた場所でも面談を行うことが出来る、面談時に必要な外見的な準備を最小限に抑えることが出来るなど、一時的な対面の代替手段というよりは、選択肢のひとつとして考えられるようになってきました。

税理士の中には、対面での面談を全てオンラインに切り替えているという方もいらっしゃいます。対面と変わらない、もしくは対面よりも効果的に資料を提示したり、お話しするということが可能ということなのかもしれません。

私自身も、こうしたオンラインでの面談の流れに沿って対応可能としていますが、今のところほとんどは対面での面談を希望されるケースが圧倒的に多いです。

事務所近辺にお住まい又は事業をされている方からの申し込みが多いというのも一因かと思いますので、オンラインでの面談要望は少ないと結論付けるにはまだ早いですが。

これからもオンラインでの要望は出て来るでしょうし、場所を問わない対応というのは必要と感じていますので、選択肢としては残しておきたいところです。

面談場所

税理士業界に入って最初に勤めた税理士事務所では、クライアント先へ訪問するのが基本でした。

事務所に来ていただくことが禁止されていたわけではないので、人によって訪問と来社の割合はバラバラでしたが、私の場合は訪問することが多かったです。

どちらが良い悪いというのは分かりませんが、どちらかが嫌ということはなかったので、単発サポートの面談場所として選択肢を用意するようにしています。

・弊所事務所
・ご指定の場所

事業をされていると営業時間など外出することの制約がある場合もあるので、こちらから訪問する方が都合が付きやすいという場合もあるのかなと考えていました。

今のところは、ほとんど来社いただくことが多いです。これも、面談方法と同様に事務所近辺にお住まい又は事業をされている方からの申し込みが多いというのも一因かと思います。

事務所を構えずに自宅で事業をされている場合には、来社の方が有難いというお言葉をいただくこともありますし、営業時間中は外出が難しいので、訪問してもらえると助かると言っていただくこともあります。

開業当初は、事務所の場所などホームページに掲載していないということもありました。

目指していることと実践していることに乖離がないか点検する

元々事務所に面談スペースを用意していたのに、活用出来ていなかったりということもありましたが、ようやく上手く機能し出したかなと感じているところです。

支払方法

単発サポートメニューを掲げるにあたり、税理士事務所に勤務していた時から相談を受ける機会は頻繁にありましたので、サービス内容自体は特に問題ないかなと想定していました。

しかしながら、料金を設定して、お支払いいただくということを毎回していたわけではなかったので、支払方法などについては、他の税理士の方のメニューを大いに参考にさせていただきました。

特に「ひとり税理士」として活動されている方のサービスを参考にしていましたので、

・前払制
・振込orクレジットカード決済

を掲げて始めることになりました。

初めて接する方で、その面談が一回きりの可能性があることを考えると、リスクヘッジのために前払とすることは合理的ではあります。

オンラインでの面談の場合、実際にお会いしないことも想定されるので、現金を取り扱わないキャッシュレス決済を用意しておくことは必須かなと思います。

2021年4月から始まった一時支援金の事前確認の手続きにおいて、単発サポートサービスの一つとして対応することを掲げました。

一時支援金の事前確認の依頼について

そこでは対面での面談も想定されましたので、支払方法として「現金」と「PayPay」も選択肢として提示するようにしていました。

今のところは「現金」でお支払いいただくことがほとんどです。これも、面談方法・面談場所と同様に事務所近辺にお住まい又は事業をされている方からの申し込みが多いというのも一因かと思います。

しかしながら、近辺ではない方でも、対面で現金でのお支払いを希望される場合もあり、やはり支払方法として「現金」というのはまだ必要なのかなと感じています。

こうした思いもあり、単発サポートメニューの支払方法全てにおいて、対面を条件に「現金」「PayPay」を加えることとなりました。

この辺りの現金の取扱いについて思うところは、また別記事でまとめてみたいなと思います。

おわりに

単発サポートメニューを掲げていると、顧問業務だけでは出会うことがないかもしれない方とお話しすることも出来て、とても新鮮に感じることがあります。

サービス提供のスタイルは人によって違うので、何か感じるところがあれば、すぐにメニュー内容に反映させるなど日々ブラッシュアップを図っていきたいなと思います。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

大阪市福島区を拠点に活動中。
オンラインも活用しているので、対応エリアは問いません。

平日毎日でブログを更新中。

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