韓国ドラマ「青春の記録」を見て思う目の前の一大事と後々の振り返り

以前ほどのペースではないですが、継続的に韓国ドラマを見ています。

視聴の手段としては、サブスクサービスのHulu・Netflixを利用していて、最近はNetflixの方が頻度が多くなっているように感じます。

最近まで「青春の記録」というドラマを見ていました。内容云々について、ここで書くということはしませんが、見終わって思うところがありました。

その時々に目まぐるしく起こる事態は、この世の全てと錯覚してしまいがちですが、後から振り返ればひとつの記録であって、笑って振り返ることが出来る。あくまで、私の解釈ではありますが、そういったことなのかなと。

今の自分の開業してからの経過について、これまでの経験も踏まえて、振り返ってみました。

開業してからの経過

税理士として独立開業してから、もうすぐ2年が経とうとしています。

それ程長い期間を過ごしてきたわけではありませんが、この2年間でも色々なことを経験してきました。

2019年10月に開業して、年が明けた2020年からコロナ禍が始まり、2021年8月現在でも状況が大幅に改善するということはなく、感染者数という意味では、悪化している状況ともいえます。

人との接触が制限される中で、オンラインでのやりとりなどに活路を見出しながら、活動自体は続いているような状況です。

コロナ禍でなくても、開業してから数年ぐらいは、軌道に乗せるために、事務所に勤務していた頃とはまた違う苦労をしながら、試行錯誤を繰り返していくのかなとは思っていました。

事実、想定していたよりも新しい仕事というのは少なくて、事務所の環境整備や主に既存の顧客への対応の効率化などに注力することになり、目に見える数字としての成長が大きくないことに、焦りや不安が募ることもありました。

正直なところ、自分の実力や努力が足りないところが大きく、大部分で関係ないと分かっていても、その要因をコロナ禍という未曽有の事態のせいにしている部分がありました。

このコロナ禍の中で、同じように開業して、初年度から業績を伸ばしている人もいることは分かっているのに、そこには真正面から向き合わずに、その成功をただただ羨ましいと思って、気持ちが沈んでしまうこともありました。

何より、いつまで頑張り続ければいいのかという先が見えない状況でいることが一番キツイところではあります。

自分の中で、やり方を決めて、とにかく続けていくと決めていることでも、揺らぐこともあるでしょう。

でも、この今の目の前の状況ばかり見ていても、良い方向に作用するわけではありません。成果が出るまで、ある意味我慢しながら、粛々と継続することが何より大事なはずです。

それは、これまでの経験からも実践してきたことではありました。

税理士試験への取り組み

税理士試験は、ざっくり言えば、1年に1回のもので、そこに向けて1年間勉強をしていくものです。

用意されている科目のうち5科目合格する必要があり、1回で複数科目を受験することも出来ますが、多くの場合は1回で1科目ずつというのが現実的なところです。

そうすると、最低でも5年は必要となり、資格試験で取り組む期間としては、長い方かなと思います。

税理士試験の場合は、働きながら受験するという場合が多く、勉強時間の確保がポイントとなります。

仕事以外の時間で勉強時間を確保をしようと思うと、どうしてもプライベートの時間を削らざるを得ません。

自分の好きな時間だけならまだしも、家族がいる人であれば一緒に過ごす時間や家族のために使う時間を削ることになります。

友人と過ごす時間も同様であり、人間関係が一旦遮断されるという話はよく聞く話ではあります。

そうして、人と接する時間が減っていき、家と職場と専門学校の間を一人で移動しているときに、自分は何をやっているんだろうと、ふと我に返る時があります。

特に、1年間かけて勉強してきた試験結果がダメだったときには、余計にその思いが強くなり、一瞬目の前に暗雲が立ち込めるような感覚に陥ることがあるかもしれません。

そんな時には、自分が税理士資格を取得する未来を想像しながら、気合を入れ直していたものでした。誰に対してなのかは分かりませんが、今に見ていろよ、などと自分を奮い立たせていました。

今だからこそ思えることですが、その時に踏ん張ってこれて本当に良かったなというのが正直な想いです。

今思えば、その時は人生のすべてを懸けて取り組んでいるような気持もありましたが、ひとつの経験としていい思い出だと振り返ることが出来ています。

大学院への取り組み

私の場合は、税理士試験5科目のうち2科目は、大学院での修士課程で書き上げた修士論文で試験免除という形を取りました。その辺りの経緯などは別の記事でも取り上げています。

大学院免除を選択してみて思うこと

税理士試験を大学院免除で官報合格する

大学には通っていましたが、卒業論文も書いた経験がなく、論文など文章を自分で書くということが苦手という意識があったので、不安は結構ありました。

必要な単位数を取得していくこと自体は、大学と同じなので、時間のやりくり以外では特に大変と思うことはなかったのですが、修士論文を書くということには悪戦苦闘しました。

得意ではないので、そもそも時間がかかるものなのに、苦手意識があるので、気持ちがなかなか向かずに、後回しにしてしまい、修士論文に取り掛かる時間がどんどん減っていく。

目次となる章立てや文章を書けていないので、書きたいことが精錬されていかずになかなか前に進んでいかない。

期限が迫ってくるので、焦ってきて更に筆が進まない。そんな悪循環に陥る状態が続きました。

ようやく、要領を得て書き進められる頃には、期限が目の前に迫ってきていて、修士論文だけに集中する時間を普通に確保していたのでは、全然間に合わない。

通勤の自転車の道中でも、修士論文の構成の案を頭で考え続けて、それを後で文字に起こして検討する。とにかく隙間の時間も、修士論文につぎ込むようになっていました。

大学院への提出期限前には、長らくしていなかった徹夜での作業をすることになり、朝方眠気が襲ってきたら、まだ薄暗い外に出て、目覚まし代わりに散歩したり。

夜明け前の静かな道を歩いていると、ここでもふと我に返り、何をやっているんだろう、と思うこともありました。

この時には、税理士試験の先が見え始めていたり、結果が伴うことを実感するようになっていたので、すぐに気持ちを切り替えることが出来ました。

修士論文が完成したら、大学院を卒業して、国税庁に論文を提出して、免除認定を受けたら税理士資格が取得出来る。こうした未来を具体的に思い浮かべて、何とか乗り切ることが出来ました。

おわりに

もっと過去に苦難を乗り越えた経験というのはあったかもしれませんが、大人になってから、特に社会人になってからの経験というのは大きいなと思います。

これからもこうした経験を踏まえながら、自分なりの成果を出せるようにコツコツと継続していくだけです。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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