我慢して出来上がるのを待つか自分で作るか

人には色んなタイプがあって、画一的に区分け出来るわけではないですが、そういう考え方なんだなと改めて気付くことがあります。

どちらが良い悪いというわけではなく、色んな考え方を受け入れられる余裕は常に持っておきたいところです。

お昼ご飯どうする？

休日など家でゆっくりしていて、正午近くになると、お昼ご飯どうする？という会話が繰り広げられることがあります。

子供が小さい頃は、色んな手間暇を考えて、一緒のタイミングで、出来るだけ同じものを用意して食事をとるということが多かったような気がします。

食事の時間だからといって、いつも平穏な時間が流れるというわけではなく、アクシデントはつきものでしょう。

外出先であれば、アウェイなこともあり、更に想定外のことが起こることもあったり。

今思えば、印象深い出来事として思い出すことが出来ますが、当時は色んなことに必死でした。

ある程度子供も大きくなってきて、自分で簡単なものを作って食べれるようになると、それぞれにタイミングや食べたいものもバラバラになることが多いでしょう。

家でお昼ご飯を食べるという時には、私がはりきってお昼ご飯の準備をすることもあります。

基本的には自分が食べたいものを自分のタイミングで作って食べますが、たまには一緒に食べるか家族に聞くこともあります。

それでも、自分が食べたいものをベースに考えながら、ある程度はみんなが好きそう、食べたそうなものを選んではいました。

出来上がったものをスムーズにみんなで食べるということもありますが、最近ではそれぞれに違う反応となることが多いです。

それが正解とか間違いというわけではなく、それぞれの考え方が違っていて面白いなと感じるようになりました。

我慢して出来上がるのを待つ

その時の気分に左右されることが多いでしょうが、まずは、すぐ食べたいか、後で食べたいか、という基準があるでしょう。

子供が小さい時であれば、なかなか自分の欲求を我慢して、後でというのはなかなか難しいところです。

ある程度大きくなったからこそ出て来る選択肢ともいえます。

後で食べたい場合には、先に作られたお昼ご飯を置いてもらっておけばスムーズです。

すぐ食べたいけど、作る側のタイミングが遅くなってしまう時にどうするか。

我慢して出来上がるのを待つ、という選択をする場合があります。

私の場合は、あまり選択しないケースなので、迷うことなく選ばれると最初は信じられない気持ちでした。

確かお腹ペコペコって言ったなかった？と思ったので、理由を聞いてみます。

すぐ食べたいけど、今日の気分では、自分で作るという手間の方が上回っているということでした。

待っている間にやりたいこともある、ということであればなおさら待つことのハードルは下がるのでしょう。

でも、我慢するとハッキリ言っていたので、全然平気というわけではないようです。

合理的というか、そういう割り切りが出来るというのもひとつの強みだなと思えます。

自分で作る

一方で、すぐ食べたいけど、作る側のタイミングが自分のタイミングよりも遅いとなると、即決で自分で作るという選択をすることも。

お昼であれば、ちょっとスーパーマーケットやコンビニなどで買い出しして、食べるという選択肢もありますが、外出する必要があります。

外出のための身支度などを考えれば、自分で作る方が効率的と思ったのかもしれません。

その時たまたま食べたいものが作れる材料などが揃っていたというこもあるでしょう。

子供が小さい時であれば、なかなか選択することは難しいところですが、自分の意思でそうしたいと言ってもらえると、心強くもあります。

もしかしたら、たまには自分で作ったら、親の負担も少し減って、喜んでくれる、と思ってのことかもしれませんが。

どんな形であれ、先回りして相手のことを考えられるようになったり、自分で考えて動こうとしてくれることは、親としては嬉しい限りです。

この先、ずっと一緒に居られるわけではないことを考えると、一人暮らしだったり、自分の力で暮らしていくための、生活の知恵を一つ一つ身に着けていく必要があります。

それを間近で見られるのは、少しだけ安心出来るなと思えたりもします。