自分に合った情報の取得方法を模索する

仕事において、関連する情報を取得し続けることは必須と言えるでしょう。

情報を取得するときには、何もないところから、情報を求めにいくというよりも、数多ある情報の中から必要な情報を抽出するということが多くなります。

いかに情報を遮断しながら、有用な情報を得ていくか、ということが重要だとも言えます。

情報は溢れているのだから

税理士として独立開業した当初から、情報の取得方法については、色々と模索してきました

どんな職業でも仕事に関係する情報は得ておく必要がありますが、税理士であれば、税制など毎年変化していくものをキャッチアップしておく必要があります。

それ以外にも、仕事に役立つツールであったり、顧問先の商売に関係する情報を取得しておくことで、税務・会計処理に役立つことが出て来ることもあるでしょう。

勤務時代であれば、必要な情報は組織の中で共有されることが多く、主体的に情報を取りにいくというよりも、受け身の姿勢でいても情報が得られることが多かったように思います。

独立開業して直接組織に属していないとなると、情報を共有する機会というのはめっきり減ってしまうので、情報を積極的に取りに行く必要があります。

それでもネットやパソコンなどが普及している今の世の中であれば、情報の取得に駆けずり回ることなく、ネットなどから情報を取得することが出来ます。

情報の精度としても、匿名の掲示板などではなく、有料で運営されているプラットフォームなどから得られるものであれば、信頼度はグッと上がるものです。

無料であっても、発信者の素性などによって、信頼に値するものも数多くあるので、その辺りは使い分けになるでしょう。

私の場合であれば、税務会計の情報取得や効率化のツールなどの利用も兼ねて有料のサービスを契約しつつ、税理士が発信している無料のメルマガやブログなどを購読しています。

無料であっても、有料のセミナーやコンテンツへの導線は張られていることが多いので、ちょくちょく個別に申し込みすることもあります。

人との接触を遮断

独立開業に向けて準備を進めていた時から、開業されている税理士の方の書籍やホームページ・ブログなどを読んだり、開業セミナーに参加していました。

特に規模にこだわりを持たない税理士の方の話に感銘を受けて、いかに効率的な事務所運営をしていくかというところに興味をそそられていました。

基本は税理士一人で活動することを前提にしていたので、ちょっとしたご挨拶などの形式的な来客が重なると、どうしても業務時間が削られてしまいます。

また、仕事の話が全くなく、世間話を気軽にするということが得意ではないという自覚があります。

そのため、開業当初からそうした時間を避けるようにしていました。

新しい機能が出たので挨拶も兼ねて説明に伺いたい、担当が変わるのでご挨拶に伺いたい・・・など、そうしたお声掛けには、出来る限り理由をつけて断るようにしていました。

パンフレットがあれば送付いただいて、疑問点等あれば連絡させていただく。一旦メールでご案内を送っていただく、など、とにかく人との接触を極力減らしておきたい。

情報を取得するのに、人と会うことの優先順位は低くなっていました。

開業して間もない頃は、時間を取られるだけという思い込みもあり、一種の強迫観念みたいなものがあったのかもしれません。

勤務していた頃に、本当に挨拶と世間話だけで時間だけが取られるということが重なって、他の仕事をしないままに、その日が終わってしまう、という経験があったということも関係しているでしょう。

コロナ禍という特殊な状況も関係していたかもしれません。

私が開業したのが2019年10月で、その翌年2020年からコロナ禍という状況となりました。

人との接触を避けるために、いかに人と直接会わずにコミュニケーションをとるかということを実現していくことが当たり前になりつつあります。

そうした流れもあって、人と直接会って情報を取得するという方法は、必要最小限に抑えることとなり、遮断している状態が続いていました。

情報を探す時間と比較する

今でも、むやみやたらに人と会うことを避けるというのは有用な方法だと思っています。

それは、そうした手法を全て否定するという意味合いではなく、今の私の事業形態には合わないからというところです。

時間は限られているので、色んな人に数多く会うだけの時間を確保するのにも限界があります。

出来るだけ効率的に動いていく中で、情報の取得に絞って考えても、使う時間は最小限に抑えておきたいところです。

しかしながら、溢れる情報から有用な情報を見つけ出すのにも、時間がかかることはあります。

情報を取得出来る状況であっても、その情報を全て読解するだけの時間があるとは限りません。

自分の理解力が及ばないこともあるでしょう。

この情報とこの情報が結び付けられると気付くのに時間がかかったり、時には気付けなかったり。

そんな時には、人から得られる情報が一番効率的な場合もあります。

先日も、税務会計ソフトの連携について、ずっと実現するためのツールを探していたのですが、面談の際のちょっとした雑談の中からヒントをもらうことが出来ました。

情報としては、マニュアルの中に記載はありますし、特別な情報というわけではありません。

私の理解力の問題もありますが、そのマニュアルの内容を読んでいたとしても、その機能として読み替えることは出来なかったかもしれません。

やはり思い込みや勘違いということはあり得るので、そこに気付かせてくれるきっかけの選択肢は多く持っておきたいものです。

これでいろんな人に会う機会をどんどん増やそうとはなりませんが、今の時点で情報の取得方法の見直しはしておきたいところです。

おわりに

そこに書いてある、読めば分かる、ということは多いでしょうが、最近はその傾向が強すぎるのかなと思うことがあります。

それが自主性を重んじているのか、説明がめんどくさいのか、判断が付かないことも。どちらにしろ情報を取得したいと思うことが重要だとは思いますが。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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