ネットやSNSで紹介する際に気に掛けておきたいこと

個人が情報を発信する手段として、手軽なものとしてはSNSがあります。

Twitterであれば短い文字数で、Instagramであれば写真をメインとして、それぞれの特徴を活かした発信方法を選ぶことが出来ます。

少し手間暇はかかりますが、ネットという意味では、このブログもまた情報発信の手段ということになります。

それでも、まだ手軽な方法ではあるでしょう。

手軽に情報を発信できるからこそ、最低限のルールなどは気に掛けておきたいところです。

明らかに法に触れないこと

当たり前のことですが、法律に反することは意識して排除しておくべきでしょう。

個人情報を晒す、特定の人やモノの誹謗中傷など、明らかに法に触れることは避けるべきです。

今でもそういった風潮はあるのかもしれませんが、ネットの中はある意味無法地帯で、匿名という仮面を被って、好き放題に出来るという部分がありました。

実社会とはかけ離れた世界で、文字での書き込みなど、直接的に攻撃するわけではないということで、本格的に取り締まるということはなかったのかもしれません。

それが、言葉の暴力によって、人を精神的に追い詰めたり、死に追いやっている、ということが明るみに出て来ることで、問題視されるようになりました。

芸能人の方が、ネットの誹謗中傷によって、命を絶ってしまったというニュースを見るにつけ、深刻な問題として取り組んでいくことが必要だと思い知らされるところです。

悪意を持った人ばかりであれば、他の犯罪と同様に取り締まりを行うことができますが、ネットにおける問題はそう簡単ではないことが多いでしょう。

誰かの声に賛同しただけ、いいねというボタンを押しただけ。

ネットやSNSにおいては、手軽に色んな人と直接会うことなく繋がれるからこそ、相手のことを気に掛けられない部分が出て来るのかもしれません。

全てのルールは把握出来ないけれど

こうしたよくニュースなどで取り上げられている問題については、ある意味一部の人にしか該当しないことだとも言えます。

当事者意識を持った上で、一般的な常識の範囲内で気に掛けていれば、多くの場合、防げることなのかもしれません。

そこまで大きな社会問題とまではいかなくても、日々の発信で、意図しないところで、誰かに影響を及ぼしていることはあり得ます。

先日、以前に投稿したブログ記事について、問合せがありました。

登録商標の表示についてのお願いというものでした。

会社の知的財産室というところからの問合せだったので、最初は「?」という感じでしたが、内容については腑に落ちるものでした。

私としては、そのサービスの内容と使い方を紹介しているだけで、そのサービスを利用して利益を得ようという意図はありません。

問題だったのは、紹介していること自体ではなく、そのサービスがこの会社の登録商標だという表示がなかったということでした。

特定の会社の商品名が、サービス内容を表す言葉になっているというよくある事例です。

すぐに問い合わせ内容に基づき、記事の内容を修正させていただきました。

内容をぼやかして書いていますが、具体的に書いてはいけないということではなく、ここにその言葉を書いたら、どうやって補足したらいいかが分からないので、ぼやかしているだけです。

修正した記事は、下記のものです。

二次元バーコードの作成とその活用方法

これは私の無知が招いたことですが、意図せずに誰かに影響を与えているということは事実としてありました。

基本は同じ

もちろんあらかじめ色んなルールを把握したうえで、ネットやSNSで情報を発信することが理想ではあります。

しかしながら、そのルールを把握するまでは発信ができないとするよりも、最低限のルールを守りつつ、軌道修正していくのがいいのかなとは思っています。

ルールにガチガチに縛られてしまうと、思うような発信ができなくなってしまうこともあるでしょう。

私自身が発信するときには、最低限のルールとして、気に掛けていることがあります。


一つは、誰かに迷惑がかかるかどうか。

自分が利用したお店が良かったので、他の人にも紹介しようと写真を撮って、SNSなどにアップする。

よくあるSNSの利用方法ですが、紹介されたくないと思っているお店にとっては、迷惑になってしまいます。

自分の常識だけで、お店だったら紹介されて嫌なことはないはず、と判断するのは危険です。

本来ならば、そうしたSNSなどで紹介してもいいですか?と確認するのが正しいやり方でしょう。

しかしながら、いち個人がそこまでしなければいけないのか、確認されるお店も大変かもしれません。

SNSで言えば、フォロワー数が多い影響力がある人であれば必ず確認した方がよいでしょう。

そうではない場合も、撮影お断りなど注意書きがないか、堂々と写真を撮る、などして問題ないかを簡便的にでも確認することは必要でしょう。

正直なところ、全ての人に対して迷惑が掛かるかを検証することは難しいところです。

それでも想定できる範囲で一瞬でも考えてみる時間は取るべきでしょう。一度立ち止まって考えることが大事なのだと思います。


もう一つは、指摘されたら素直に受け入れることを心掛けるということ。

今回の商標権の話であればもちろんですが、相手にこれはやめて欲しいと言われれば、自分の意図や思いは別にして、まずは修正すべきでしょう。

もちろん、理由が明らかに間違っている、ただの嫌がらせの場合は受け入れないことはあるかもしれませんが。

ここの部分は判断が難しくて、クレームなのか、アドバイスなのか、感想なのか、というのはなかなか見分けられないところではあります。

迷ったときには、一旦取り下げるというのも必要なことかもしれません。

おわりに

事務所ホームページを開設してから、初めていただいた指摘でした。自分のホームページというと、ある程度は好き勝手なことが出来ますが、改めて他への影響を忘れてはいけないと思わされた出来事でした。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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