あと何回あるか想像してみる

日々を過ごしていく中で、今回は色々と忙しいから、見送ろうかということはあるものです。

見送らないまでも、とりあえずこなせるように最低限の労力でやり過ごすということも。

それが全然ダメだというわけではありませんが、よくよく考えての結果であるように意識しておきたいところです。

仕事において

仕事が全て楽しいと思えたら、また違った考え方が出来るかもしれません。

やりたくない、嫌だ、というわけではありませんが、何となく気が重くなるということはあるものです。

内容云々というよりも、その時々の体調やスケジュールなど置かれている状況によって変わってくることもあります。

税理士として行う業務というのは、基本的に期限が明確に決められていることが多く、その期日に合わせてスケジュールを組む必要があります。

個人の確定申告や法人の決算などは、1年に1回の締めくくりでもあり、税務申告の期限を見据えたスケジュールの中で、緊張感を持って取り組むことになります。

ただ、同じ期限のものが重なる数が多くなってくると、業務が過多となったり、回数を重ねてくると、慣れみたいなものが出てくることもあるでしょう。

緊張感と慣れというのは紙一重なものです。

初めの頃は、緊張感を持っているけれど、慣れていないので、手探り状態で時間がかかってしまう。

それが回数を重ねて慣れてくると、掛ける時間を減らすことが出来るが、緊張感が薄れてしまう。

こうしたバランスを上手く取り続けるためには、何かしら工夫が必要なものです。

そうしたときには、この手続きがあと何回あるか想像してみるのも有用です。

例えば、個人事業として毎年確定申告している自分の場合。

2022年9月5日現在で、もうすぐ43歳を迎えようとしています。

個人事業を何歳まで続けるかはまだ分かりませんが、仮に65歳までは続けるとします。

そうすると、今からあと22年。

単純に22年といえば、結構長いなと思えるかもしれません。

新卒で社会人となってから20年程経ちますが、残りは同じぐらいの期間しかありません。

社会人になってからの期間を振り返ると、部署異動や転職・独立など色々ありましたが、あっという間でした。

そう考えると、あと22回しか自分の確定申告が出来ない、とも言えます。

変な言い方ですが、カウントダウンはもう始まっているのかもしれません。

自分が関わるお客さんについても、同じように考えることが出来ます。

ずっとお付き合いが出来るとしても、数える程の機会しかありません。

場合によっては、それより少なくなってしまうこともあるでしょう。

その時々に色んな状況が待っているわけですが、その限られた機会を出来るだけ大切に考えられるようにしておきたいところです

人との関わりにおいて

独立開業する理由は人それぞれですが、組織に属することで起こってくる、人との関わりが理由の場合もあるでしょう。

自分の望まないしがらみなどが窮屈で、時にはストレスで心身ともに支障をきたすことがあるかもしれません。

そうしたしがらみを一度振り払えるというのは、独立開業という思い切った行動の結果とも言えます。

しかしながら、それで全て解決するというわけではなく、新たなしがらみというのが起こってくるものです。

人との関わりがある以上避けては通れないでしょう。

そうしたしがらみを自分の責任である程度コントロール出来るというのは、独立開業したからこその強みとも言えます。

人との関わりが、自分にとってのプラスになるかマイナスになるかというのは、すぐには判断出来ないものです。

ただただ自分が消耗してしまうだけのこともあるでしょう。

その人との関わりを持たなければ良かったと後悔するかもしれません。

それでも、その時点でもうこれから関わることがないと思えば、むしろ良かったとも言えます。

次からはその機会を別のことに有効活用出来るかもしれない。

自分が積極的に関わりを持ちたい人に使う時間にすることも出来ます。

その時には、スケジュールの合間を縫ってというのでもいいのですが、積極的に時間を作っておきたいものです。

このチャンスを逃したら、また来月、来年になってしまうかもしれません。

気付けば何年も会っていないということも。

社会人になってから特に思うのは、日々の時間の流れに身を任せていると、1年単位の時間の経過というのはあっという間ということです。

家族について

生活を共にする家族がいる場合には、その状態が当たり前と思ってしまいます。

また今度でいいだろうということも、次に会う機会にというわけではなく、家にいるときに、いつでも伝えることが出来ます。

だからこそ、いつまでも伝えられないということも起こり得ます。

特に小さい子供であれば、スケジュール管理も含めて親が担っていることが多いので、自分次第のところもありますが、子供が成長してくるとそうも行かないことが増えてきます。

学校、部活、習い事、友達など家の外での人間関係が増えてくるので、予定を合わすということが必要になってきます。

仕事における人との関わりや自分の知り合いとの関わり方に近付くというところでしょうか。

親の意見や意向が無条件に受け入れられる状態というのは、気付くと急になくなっているものです。

もちろん、私も自分の意見や意向を無理に子供押し付けるようなことはしないように意識しているつもりです。

むしろ、よく考えて自分で選ぶように伝えようとしている方なのかもしれません。

それでも、どこかで親の意見や意向が取り入れられているのを感じると、単純に嬉しいと思ってしまったり、気分が悪いものではないのかなと。

子供が望む人生を悔いなく生きて欲しいと思っても、大人の自分がまだ途中経過で、何が悔いのない人生なのかはっきり分からないのに、正しく伝えることが出来るのか。

あまり難しく考え過ぎても仕方ないのことなのかもしれませんが。

こうしたことを一度に伝えることは更に難しいものです。

少しづつ経験として積み上げてもらえるようにしていきたいところです。

そう考えると、一緒に過ごせる時間に限りがあることを意識するようになってきました。

5年後、10年後には自立して一緒に生活していないかもしれません。

そう遠くない未来でしょう。

あと数える程しか出来ないことが増えてきました。

時々あと何回これをしてあげられるのかな、と感慨に耽ることがあります。

まだまだ自分が未熟で感情に左右されることが多いですが、とにかく全力で今を大事に出来るように意識しておきたいところです。

おわりに

自分の感情を引きずって、貴重な時間を無駄にしないように、自分を戒めておきたいと思います。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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