e-Taxソフト(WEB版)で代理送信する際の利用者ファイルの取り扱いについて
税務手続を紙での提出からe-Taxで送信するという流れが定着してきました。
税理士であれば、ベンダーがリリースしている税務ソフトを利用していれば、その機能の中でe-Taxの送信まで行うことが出来ます。
一方で、国税庁からリリースされている無償のソフトを利用するということも出来ます。
今回は、e-Taxソフト(WEB版)で代理送信する際の利用者ファイルの取り扱いについて、まとめてみました。
これらの情報は、2022年09月07日現在の状況となりますので、最新情報は、リンク先の情報等も合わせてご確認されますようご留意ください。
e-Taxソフト(WEB版)で代理送信するとき
e-Taxソフトには2種類あって、簡単に言えば、パソコンにソフトをインストールして使うか、Webブラウザ上で利用できるかの違いになります。
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e-Taxソフト(WEB版)についてよくある質問
e-Taxソフトとe-Taxソフト(WEB版)の違いは何ですか。
e-Taxソフト(WEB版)を利用するためには、利用者識別番号とパスワードでログインする必要があります。
通常は、手続きを行う納税者の利用者識別番号でログインすることになりますが、代理送信をする際には、代理する税理士等の利用者識別番号でログインして、納税者の情報を入力することになります。
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e-Taxソフト(WEB版)についてよくある質問
e-Taxソフトとe-Taxソフト(WEB版)の違いは何ですか。
e-Taxソフト(WEB版)に代理送信が出来る税理士等の利用者識別番号でログインして、該当の手続きを作成しようとすると、代理送信か本人送信かを選択することになります。
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e-Taxソフト(WEB版)へようこそ
税理士等の利用者識別番号でログインする。
ここでは、「法人設立及び異動手続きの申請・届出」の場合で進めてみます。
代理送信する納税者の情報等を入力する
続けて、納税者の情報等を入力していくことになります。
項目としては、
「法人名称等」
「代表者情報」
「税理士等」
頻度は多くなくても、これらの情報を手続きの都度全て入力していくと手間とも言えます。
利用者ファイルの準備
毎回手入力するのではなく、利用者ファイルを読込という方法も可能です。
利用者ファイルとは、納税者情報を保存したe-Taxソフト(WEB版)専用のファイルのようです。
最初は、前項で取り上げた納税者の情報を手動で入力していく必要があります。
代理送信する税理士等の利用者識別番号でログインしていますが、「税理士等」の情報も今のところは自動で読み込まれることはないようです。
全て入力すると、ページの最下部に「納税者情報の保存」で、利用者ファイルを作成することが出来ます。
ファイルのダウンロードが始まるので、保存場所を指定して保存します。
同じ納税者であれば、2回目からは、このファイルを読み込むことで納税者情報等の入力を省略することが出来ます。
例えば、法人設立届を代理送信する際に、一度この利用者ファイルを作成しておいて、その後の手続きをe-Taxソフト(WEB版)で行う際に、利用するというのも一つの方法でしょう。
納税者の利用者識別番号の保存場所と一緒にしておくなど工夫は必要かと思います。
おわりに
それ程難しいことではないのですが、利用者ファイルとは何かというところから解読していくのに時間を要したので、一連の流れをまとめてみました。
同じようなところで悩んでいる人の参考になれば幸いです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
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