投げたボールが返ってこない時
会話であったり、メールのやりとりなど、人との関わりの中でのコミュニケーションを野球のキャッチボールに例えて表現することがあります。
野球をしていた人であれば、よりイメージし易いでしょうし、野球をしたことがなくても何となくイメージが出来るところでしょう。
実際の野球のキャッチボールでは、投げたボールが返ってこないということはあまりないことですが、日々の人との関わりの中では投げたボールが返ってこないことがちょくちょくあります。
ボールを投げる状況
ボールを投げるということは、相手がいて、何かしらのリアクションを想定していることがほとんどでしょう。
投げ方にも色々あって、その時々の状況に合わせて選択することになります。
目の前にいる相手が見えた状態で、ボールを投げる。
相手との距離感やどういった状態にいるかが一目瞭然なので、どれぐらいのスピードや力加減とするのか、どの場所を目掛けた方がいいのか、など考えながら投げることが出来ます。
その場にいるので、どのタイミングでボールが返ってくるのか一部始終確認することも出来ます。
相手との会話などであれば、ボールの行方を見失うことはほとんどありません。
しかしながら、場合によっては、相手が見えない状態でボールを投げることもあります。
離れた場所にいる相手と電話など音声でやりとりする場合。
こうした場合には、相手が直接見えないので、相手の状況が分からない状態でボールを投げることになります。
しかしながら、電話を掛けて相手が受ける、というのは、同じ時間を共有することにもなるので、少なくとも電話は出来る状況というのは分かるでしょう。
今では、オンラインでのやりとりが増えてきたので、昔は夢のような話であったテレビ電話が普通に出来る時代になりました。
そうすると、遠く離れた場所にいても、直接会って話しているのと同じような状況を作り出すことが出来るので、ボールは投げ易くなりました。
人によっては、オンラインはあくまで代替手段で、やっぱり直接会う方が良い、という場合もあるでしょう。
実際のところはよく分かりませんが、もしかしたら、ただ慣れていないからそう思うだけなのかもしれません。
同じ時間を共有しなくてもよければ、メールやSNSなど文字や画像でやりとりすることもあるでしょう。
そうなると、相手の状況がほとんど分からないので、壁の向こうの相手にとりあえずボールを投げてみるような感覚に近いかもしれません。
ボールが返ってこないのはどんな時か
目の前にいる相手に投げたボールが返ってこないということはほとんどないでしょう。
さすがに、目の前の相手に無視されるというのは非常事態なので、相手との関係性を見直した方がいいかもしれません。
もしも、すぐにボールが返ってこなくても、なぜ返ってこないのかは把握できます。
どんなボールを返そうか考えている、何か食べていてすぐにしゃべれない状況である。
状況が把握出来れば、ボールが返ってこないことを不審に思うことはないでしょう。
これが、目の前にいなければ、状況が変わってきます。
電話で同じ時間を共有していても、相手が何も話さなければ途端に状況が分からなくなります。
考え事をしているのか、しゃべれない状況なのか、実は電話の向こうにいない、など想定できることはいくつかあります。
どんな状況であれ、音声だけでも意思疎通が図れるのであれば、対応する方法はあります。
これが、メールやSNSなど文字のやりとりになると、更に状況把握が難しくなります。
そもそも相手にメッセージが届いているのか、後で見ようと思っているのか、無視しようとしているのか、気付いていないだけなのか、それすらも分からない状況です。
やりとりがスムーズに進んでいる場合には、こうしたツールは便利でより効率的です。
距離を感じさせないやりとりが可能といえるでしょう。
しかしながら、ボールが返ってこないなど、やりとりが止まると、途端に距離を感じてしまいます。
その振り幅の大きさもあって、より遠くに感じてしまいます。
相手が直接見えないと、コミュニケーションを切りやすいというのもあるかもしれません。
対応を考えておく
ボールが返ってこないという事態に遭遇すると、何だか無視されているようで、悲しい気持ちになったり、自分をないがしろにされたと感じて怒りを覚える人もいるでしょう。
困っているのでお願いしたのに、リアクションがないと、どうしようもありません。
困っていることも解決しませんし、相手に対するモヤモヤも生まれて、嫌な気持ちが残るかもしれません。
何度も催促して、ボールを返してもらうように画策するのも、何だか無駄な労力を使っているようで、避けたいところです。
明確な答えなどはありませんが、ある程度は諦めの気持ちをもっておくのも大事なのかなと思うようになりました。
全てのことに気を配って、ヤキモキしていても、自分を消耗させるだけで、良いことはないのかなと。
改めて考えて、本当に大事なことで、期日があることであれば、先手を打って動いていくことにする。
そうではない場合は、気長に対応していく。
これから関わることがない人なのであれば、早々に気付けて良かったと思えるかもしれません。
また次に会う機会があるのであれば、その時に普通に確認してみる。
そういうものだと思って割り切ると、驚くほど気持ちは楽になるものです。
これは自分で気付いたというよりも、身近な人と話していてその考え方を取り入れたものになります。
最初は、諦めるというマイナスイメージの言葉が何だか嫌だなと思っていましたが、よくよく考えると、別のことに力を注げるようになるという前向きなものだと思えるようになって、腑に落ちるものでした。
力の抜き加減というのも大事なのかなと思います。
おわりに
全てのことを素直に受け入れられるわけではないですが、考え直して、後からでもやり直せるようにしていきたいものです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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