目標達成のために犠牲にすること
先日、受験勉強中は好きなことや、やりたいことを我慢しなければいけない、というような話を聞く機会がありました。
確かにそうかもなと思いながら、自分のことを思い返していました。
受験勉強に必要だと思うこと
受験勉強について、経験豊富なわけでも、色々な事例を知っているわけではありません。
ただ自分自身が経験してきた中で、感覚的に思うところがあります。
それは、勉強に掛ける時間の最低ラインがあるということ。
ここまでは勉強時間を費やさないと合格することは出来ない。
もちろん試験日前後の緊急事態など不測の事態があれば別ですが、少なくとも私の場合と見聞き出来る範囲の周りの人の場合を考えると、そういった緊急事態には遭遇していません。
勉強に時間を掛けるなんて当たり前の話で、その最低ラインが分かれば苦労しない、というご意見もあるでしょう。
それはその通りで、人によって合格するために勉強に掛ける時間の最低ラインはバラバラで、ハッキリとは分かりません。
途中経過であれば、なおさら見えにくいものです。
だからこそ、過去の経験や他の人の実体験などを元に、合格までのプロセスを手探りで進んでいくしかありません。
人によっては、もっと短い時間で目標達成出来る場合もあるでしょう。
人よりもっと長い時間が必要な場合も。
何時間というのが分からないからこそ、出来るだけ長めに時間を取っておきたいところです。
1日は24時間しかなくて、睡眠や食事など生活に最低限必要な時間と学校や仕事など日々拘束される時間は大体決まっています。
そうなると、残りの時間は、目標達成のために使う時間として確保すべきでしょう。
自分の好きなこと、やりたいことに割く時間を増やせば、勉強時間がどんどん減っていきます。
どこまで勉強時間を減らしても大丈夫か、あるいはどこまで勉強時間を確保しなければいけないのか、それが分からないからこそ不安や焦りが常につきまとう。
それでも、何とか勉強時間の最低ラインをクリア出来るようにそうした不安と共に受験期間中は過ごすしかありません。
犠牲にするものを作ってみると
私自身の経験でいえば、高校受験・大学受験の時には、そうした勉強時間の確保のためにテレビを観る時間や漫画を読む時間などを犠牲にしていました。
自分からテレビを観ないと宣言したり、漫画を置いている棚を布などで目隠しをして、視線に入らないようにする、など安易に思い付いたことなどをしていました。
朝から図書館の自習室に行って、閉館時間まで過ごす。
これだけでも、周りに誘惑が少ないので、有効な手段かもしれません。
まさに勉強のために犠牲にすることを作っていたという感覚です。
これが正解だったのかどうかは正直分かりません。
しかしながら、それなりに結果が出ているのならば、失敗ではなかったのかもしれません。
何かを犠牲にするというのは、ストイックになるきっかけでもあるので、良い面もあるのですが、それだけ見返りを求めがちにもなります。
こんなに頑張ったんだから、これぐらいの成果がでないと釣り合わない。
気持ち的には収まらない部分が出てしまいます。
結果的には合格した大学に行けて今に繋がっているので良かったと思えるのですが、第一志望の大学に合格できなかったというのは、自分を犠牲にしながらあれだけ頑張ったのに・・・という気持ちはどうしても残ってしまいます。
ただ単に勉強時間の最低ラインを越えられなかっただけかもしれませんが、何かを犠牲にしているという自分に酔いしれている部分があったのかもしれません。
覚悟を目に見える形で示すというのは、やる気の継続にはだいぶ寄与していたとは思いますが・・・。
我慢しないでやってみる
目標達成のために何かを犠牲にするということを始めてしまうと、犠牲にしなかったらどうなるのかを試すのに勇気が必要です。
結果が出るのにある程度の期間を要する場合や機会が限られている場合には特に難しいところです。
私自身もなかなか踏み出せないところではありましたが、結果的に試すことになったということがあります。
それは税理士試験を受験している時。
1年に1回しかない試験なので、試すなんて軽々しく出来ることではありませんが、
社会人になってからの受験であったこと
何度も挑戦出来ること
科目合格の実績が出来てきて、勉強時間の確保などある程度コントロールが可能になってきたこと
・・・
こうした条件が揃っていたこともあり、犠牲にすることばかりではなく、我慢しないでやってみるということを試すことが出来ました。
例えば、連休の最後は1日勉強しようと思っていたけれど、家族で遊びに行くことにしたり。
もちろんそのために、前後で無理して勉強時間の確保を多めに取ったりなど、出来る限りの調整はしました。
しかしながら、他の受験生が勉強に集中しているかもしれない時に1日中遊んでいるというのは結構勇気がいるものです。
後は、専門学校の自習室での勉強を1時間早めに切り上げて、娯楽を楽しむということもありました。
そうした気持ちの緩みが、試験の結果に影響したらどうしよう。
そういう気持ちがなかったわけではありませんが、ある程度神経が図太くなっていたのでしょう。
そして、それがエスカレートして勉強から逃げる言い訳にしてしまうという事例を見聞きしているからこそ、余計に気を付けようという意識が働いたのかもしれません。
結果的には、上手くいったので、犠牲の精神よりも勉強時間の最低限の確保というのが自分にとっては必要だったのだなと今は思えます。
おわりに
目標達成のための取り組み方は人それぞれですが、自分に言い訳せずに継続することが大事なのかなと思っています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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