自分にピッタリのモノはないと考えてみる
自分にピッタリ合うモノがあるはず。
そう思って過ごしていると、時々息苦しくなることがあります。
出来るだけ自分に合うモノを探したいものですが、元々自分にピッタリなモノはないと考えてみるのも一つの方法です。
自分に合うモノはありますか?
サービスを提供する側として、相手の方から、
「自分にピッタリ合うモノはありますか?」
という質問を受けることがあります。
自分にとっての最適なプランは何か、というような主旨ですが、場合によっては返答が難しいことがあります。
内容がざっくりしているということもありますが、一番の問題は、何を求めているのかがはっきりしていないというところでしょうか。
自分の利益を優先する
相手の利益を優先する
自分の好みを優先する
相手の好みを優先する
・・・
何かしら基準があれば、判断する材料となり得ます。
こちらから何か提案をする際には、いくつかパターンを用意しておき、その選択肢の中であれば、条件に合わせて優先順位を付けることは出来るものです。
2択であれば、どちらがより相手にピッタリ合うものであるかを判断するのは簡単な場合が多いでしょう。
そうしたサービスなどを提供する側の立場の心情も分かるところがあるので、相手にストレートに自分にピッタリ合うモノがあるかという投げ掛けをすることはないようにしたいものです。
もちろん、無数にあるモノやサービスの中から、自力で自分にピッタリ合うモノを探すというのは大変な作業になることもあります。
誰かの力を借りて、明確な答えをスパッともらえる方が有難いものでしょう。
それでも、自分で考えるという過程は省かないようにしたいものです。
他人の方が自分のことをよく分かっているということもあるかもしれませんが、やっぱり自分のことを理解するには、まずは自分からというのが必要でしょう。
その時の状況・タイミング
仮に、自分にピッタリのモノを見付けた、誰かに教えてもらえたとした場合。
条件などを明確にして、選択肢が絞られていれば、比較的簡単な場合もあるでしょう。
しかしながら、それがずっと続くかどうかは分かりません。
例えば、衣服の場合。
自分にピッタリ合った服を探していて、何とか見付けることが出来た。
サイズ感や色味など全てが自分の好みにピッタリ合っている。
不満が全くない。
こういうことはあるでしょう。
しかしながら、それはその時点でのことで、ずっと続くという保障はありません。
生活環境が変わって、体型が変化してしまい、サイズが合わなくなった。
その時の流行にも合っているモノだったが、翌年には違うモノが流行っていて、周りの状況と合わなくなった。
自分の好みが変わってしまい、良いと感じられなくなった。
その時の状況・タイミングによって、自分にピッタリ合うという感覚は変わっていくものです。
当たり前のことかもしれませんが、時間は常に流れていて、その時点というのは過去に変わっていき、今は常に更新されていきます。
そう考えると、ある時点でピッタリ合うモノを見付けるというのは、確固たるものというよりは、儚く脆いものなのかもしれません。
ピッタリなモノよりも、合わせる工夫
自分にピッタリ合うモノを探すときには、そのモノへの何かしらの不満があるものです。
ここがこうだったら・・・
これがなかったら・・・
これがあったら・・・
更に、それらの不満が時間と共に変わっていくとしたら、ピッタリ合わすというのは至難の技です。
そんなときには、自分にピッタリのモノはないと考えてみると気が楽になるかもしれません。
出来るだけ自分に合ったモノを探すという姿勢は変わりません。
どういったモノが自分に合っているかということは考えておく必要があります。
自分にとっての理想であったり、軸となる部分というところでしょうか。
その上で、そこに近付けるように選択肢を狭めていく。
時には、妥協が入ることもあるでしょうが、譲れない部分を死守しておけば、納得し易いかもしれません。
そこから次に繋がることもあるでしょう。
人間関係などもそういった部分があるのかもしれません。
自分にピッタリ合う人というのは、なかなか見付からないものです。
親友だったり、パートナーだったり、その時はベストな関係であっても、長い期間を過ごしていく内に、お互いの価値観などが変わっていき、当初のようなピッタリ感というのはなくなっていることもあるでしょう。
それでも、だから関係性を断ち切るというよりも、今の状況に合わせて新しい関係性を模索する方が現実的であり、お互いにとっても有用なのかなと思っています。
おわりに
私だけかもしれませんが、出来るだけ自分にピッタリ合うモノを探すことに注力し過ぎて、上手く行かない時のダメージが大きいことがあります。
ある程度は割り切りをもって、でも諦めずに淡々と追及していきたいものです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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