記憶の引き出しを溜めておく
歳を重なてくると、さっき思っていたことを忘れてしまったり、それがなかなか出て来なかったり、そういう機会が増えてくるものです。
私自身も例に漏れず、そういったことがよくあります。
単純な記憶力の衰えで、記憶が失われていっているような感覚に陥る時もありますが、ふとした時に、昔の記憶が蘇ることもよくあります。
子供の写真
先日、高校生の娘が、小さい頃の写真が学校で要るということで、昔の写真を引っ張り出して見る機会がありました。
私が子供の頃であれば、プリントされた写真が年代順に並べられたアルバムのページをめくる、というもの。
今は、デジカメやスマホで撮った画像をパソコンで見ていきます。
何冊にもわたるアルバムのページをめくるというのも味わい深いものですが、たくさんの写真を手軽に見れるというのもまたいいものです。
スマホで写真を撮るというのは、とても手軽なので、子供が小さい頃からパシャパシャと撮っていました。
特に写真好きというわけではないのですが、そんな素人でも夫婦でそれぞれ撮り溜めていけば、結構な枚数になります。
スマホのカメラ性能の向上もあって、大きく失敗した写真というのはなく、何となくでも撮れてしまうので、整理することなく大体全部が残っています。
そうした写真を順番に見ていくと、それが何の写真で、その時の状況などを思い浮かべることが出来ます。
はっきりしていることばかりではないですが、大体覚えている。
これは前の家のリビングでお気に入りのおもちゃで遊んでいるときだな。
これは近所の公園で遊んでいる時のだな。
・・・
普段は思い出すことはないですが、こうした写真を見ることで、当時のことがフラッシュバックのように思い出されてきます。
名探偵コナン
以前の記事で、名探偵コナンの新作映画をきっかけに、単行本を読み直し始めたということを書きました。
まだまだ道のりは長いですが、コツコツと読み進めています。
読み進んでいるペースはそんなに速くはないですが、読んでいる時間の割には速いのではないかなと思っています。
毎日寝る前の15分ぐらいで、サッと読んでいる感じです。
おそらく、今のところは大体話を覚えているからでしょう。
1巻の最初の話などは結構鮮明に覚えていました。
名探偵コナンが始まったのは、1994年。
今から29年前で、私が中学生の頃です。
当時は、週刊サンデーという雑誌を毎週読んでいたので、始まったときのワクワク感も何となく覚えています。
その時には、こんなにヒットして、長続きするとは思っていませんでしたが、夢中になって読んでいたなと。
1週間で1話なので、一つの事件が完結するのに、1ヵ月ぐらいかかります。
推理モノだと、事件の前置きや人間関係、トリックなど一連の流れを繋げて楽しむものですが、それを1ヵ月ぐらい覚えておかなければいけません。
それが出来ていたのは、やはり若さ故の記憶力の良さというのもあったのでしょう。
同じ時期ぐらいに、週刊マガジンという雑誌で、金田一少年の事件簿という漫画も連載されていて、そちらも好きで読んでいました。
そちらは、もう少し複雑でリアリティがあるような感じでしたが、並行して読み進めていました。
それでも両方ともちゃんと話の流れを記憶して楽しめていたのは、今思えばすごいなと思えます。
これからも記憶の引き出しを溜めておく
今思えば、自分の記憶力が良かったかと考えると、そうでもなかったように思います。
瞬間的に記憶することは苦手で、なかなか頭に入らない。
ただ、一度覚えたものを定着させた後の記憶力は良かったと思っています。
学校の勉強などは、そういう部分が多くて、それをテストという結果で出すことが出来るので、思うように進められたのかなと。
そう考えると、先程の子供の写真や名探偵コナンのことも納得がいくところがあります。
子供の写真であれば、一つ一つの写真に込める思い入れというのは他のモノとは比べモノにならないでしょう。
その時々の貴重な瞬間を写真に収められたというのは、強く印象に残るものです。
そして、そうした写真は、その後もふとした時に見返したりしています。
見た回数が単純に多い。
それだけでも充分記憶を定着させる要因になりますが、更に思い入れがあれば盤石の体制と言えるでしょう。
名探偵コナンであれば、その頃の数少ない楽しみの大部分を占めていた漫画で、夢中の度合いが違うものです。
次の話までの1週間で、何度も読み返してしまう。
それもまた記憶の定着に寄与しているでしょう。
それをまた後日単行本で繋げて一気に読んで流れを掴む。
そうすると更に記憶が定着していく。
その後も、定期的に単行本を読み返してしまう。
こうして出来上がった記憶の引き出しだからこそ、歳を重ねた今でもすぐに引き出せるのでしょう。
今は記憶の定着に時間がかかるようになりましたが、これからも思い入れと反復を繰り返しながら、いつか引き出す機会があると願って、記憶の引き出しを溜め続けていきたいなと思っています。
おわりに
昔と今を比べ過ぎず、今を受け入れつつ過ごしていきたいものです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
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藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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