中高生の夢の持ち方に触れてみて

これまで夢についてのブログ記事を何度か書いたことがありました。

 将来の夢はいつまでに持つべきか

 小さな夢の持ちやすさ

社会人になってから、夢を持つという感覚から離れていて、夢について考えたりすることはほとんどありませんでした。

それが、税理士として独立開業するというところから、少しづつ夢について考える機会が増えてきました。

ここ最近は、自分の夢というよりも、他人の夢について触れることの方が多いような気がします。

先日も、中高生が今考えている夢について触れる機会がありました。

自分の子供と同じぐらいの中高生が考えている夢に触れるのは、色んな意味で良い刺激になります。

最終目標とは違う道に一旦進む

飲食店でアルバイトをしている高校生の話を聞く機会がありました。

お父さんのお店でアルバイトをしていて、調理などをお父さんがしている間の接客を担当。

大人が相手の接客で、主な仕事はしゃべりで場を繋ぐというもの。

そんな中で、夢の話もしてくれていました。

 「夢はある?」

という質問に、

 「俳優です。」

と即答でした。

最初に聞いた時の印象は、まさに夢って感じだな、というところ。

でも、最終的には、出川哲郎さんのようになりたいとのこと。

 出川哲郎さん?俳優?

正直なところよく分からない。

よくよく話を聞いてみると、最終的にはお笑いをやりたいが、それまでに色んな経験をしておきたいので、その取っ掛かりが俳優だということのようです。

もしかしたら、実際に俳優をされていたり、お笑いをされている方から見れば、何も分かっていない、と思われるかもしれません。

そんな考え方は甘い、現実的ではない。

私自身は、その夢が現実的なのかどうかは分かりません。

ただ、高校生でそうした夢を口に出来るというのは、単純にすごいなと思えました。

最終目標に向かって、踏むべきステップも視野に入れているというのは、買い被り過ぎかもしれませんが、他になかなかいないのではとも。

そうした夢を大人に向かって語れる、そうした場にいるという経験をしているだけでも人との違いになるのかなと。

夢はまだない

自分が中高生の頃を考えても、目の前のことに夢中になることはあっても、現実的に考えて、将来を見据えた夢はまだないという場合もあります。

 夢ってあるの?

 将来なりたい職業は?

こうした質問に、即答出来る方が珍しいでしょう。

本当はやりたいことがあるけれど、それを口にするのが恥ずかしい。

なれるかどうかも分からないものに、一生懸命になるのが格好悪い。

自分もそうでしたが、中高生の頃は思春期真っ只中で、色んな感情に左右されるもの。

ただ、本当に夢はないということもあります。

学校の勉強もある程度きちんとしている。

部活もサボらずに続けている。

進路も色々考えて学校を選んでいる。

こうした場合でも、具体的な夢がないということはあり得ます。

中高生の間は、自主的に考えて行動する範囲が増えていくとはいえ、大人が考える枠組みに当てはめられて、窮屈で自由が利かない部分がまだまだ多いでしょう。

そうした生活に慣れてくると、その枠組みが心地良くなって、目の前のことをこなしていくことで喜びを感じることも。

夢について考えられない、というよりは、夢について考えたくない、ということもあるかもしれません。

中高生である期間は、余程のことがない限り決まっています。

6年間という期間は決まっているのだから、決めるべきことを遅くしても、自分が苦しむだけ。

分かってはいるけれど、そう簡単には割り切れないところがあるものです。

でも、私自身はそうした苦しみや失敗もまた大事な経験ではないかなと思っています。

若いうちに経験しておけばやり直しが利く、というと一般論的な話になりますが、そういった部分は実際にあるものです。

具体的に決めている

年齢に関係なく、

「〇になりたい!」

と夢を具体的に決めている場合もあります。

その夢に向かって、着々と進んでいければ、言うことはありません。

その夢に資格取得が必要なのであれば、そのための学校を進路に選んだり。

場合によっては、高校に通わずに、専念した方がいいこともあるでしょう。

経済的な問題など自分ではどうしようもないことがでてくるかもしれませんが、そうしたハードルを一つ一つ乗り越えていくことで、その夢を叶えた後の糧になるともいえます。

ただ、現実的には、具体的な夢を決めていると言っているのに、特に何かしているようには見えないということも。

私自身も、一時は学校の先生になりたい、と思っていたのですが、特にそのために動くことはなく。

教育大学に行くわけでもなく、大学で教職課程の単位を取るわけでもなく。

いつのまにかその夢自体を忘れてしまっていました。

こういう風に言ってしまうと、何だか悪いイメージになってしまうかもしれませんが、口に出すこと自体は大事なことです。

言葉にすることで、行動の起因となることもあります。

それが行動に繋がらなかったのならば、そこまでの気持ちがなかっただけのこと。

そうした割り切りも必要かもしれません。

それでも諦めずに、夢を具体的に決めることを継続することで、実を結ぶこともあるものです。

夢破れることがあるかもしれませんが、持てる夢は一つだと決まっているわけではありません。

そうして夢破れたことも思い出として話せるようになる時には、夢が叶っているものなのかもしれません。

おわりに

格好悪い、恥ずかしい、といった心情で最初から夢を諦めないようにしたいものです。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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