心に残る歌詞の言葉・フレーズ 備忘録その1
音楽を聴く時には、まずはメロディーやリズムや雰囲気から入ることがほとんどです。
日本語の歌詞であっても、音楽の中に組み込まれた音の一つとして捉えている。
それが、ある時ふと歌詞の内容に意識が向くことがあります。
子供の頃からそういった経験はあって、歌詞の言葉やフレーズが心に残っていたはずなのですが、しばらくそうした経験がない状態が続くと、忘れてしまっていることも。
最近、グッとくる歌詞に久しぶりに出会って、そのことを思い出しました。
こうしたことは、ふとした瞬間に思い出すことがあるので、そうした時の備忘録として、ブログ記事に書き残しておこうと思い立ちました。
とりあえずは、不定期で思い付いた時に、更新していく予定です。
その歌詞の本当の意味合いや解釈を正確にするというよりも、あくまで自分自身の解釈でという前提ですので、意味合いが違っていることがあるかもしれません。
その時は、そういう捉え方もあるんだなと思っていただければ、幸いです。
正しさよりも優しさが欲しい
曲名:Subtitle
歌手:Official髭男dism
発売日:2022年10月12日
作詞:藤原聡
作曲:藤原聡
2022年10月にスタートしたテレビドラマ「silent」の主題歌としても話題になっていました。
ドラマ自体は、前評判などを見忘れていて、川口春奈さんが出てるから見てみようぐらいの気持ちで観たら、ハマってしまったみたいな感じです。
ドラマの中で、ここぞという時に流れるこの主題歌が心地良くて、最初は音として聴いていた感覚です。
Official髭男dismの曲を初めて聴いたのは、2018年4月リリースの「ノーダウト」。
こちらもドラマの主題歌ではあったのですが、当時はテレビの音楽番組か何かで観て、いい曲だなと思っていたような感じです。
そこから、次々にヒット曲が出て来て、有名になってきて、耳にする機会が増えてきました。
そうしてある時、ラジオ番組の年末のイベントに、Official髭男dismも参加するということで、観に行けないかなと思うように。
ただ、その頃は税理士として独立開業して1年目で、気持ち的な余裕がなかったということもあり、見送りました。
また来年以降だったら、落ち着いていて、気兼ねなく参加出来るはず。
それが2019年の年末のことでした。
そして、年が明けた2020年にはコロナ禍という状況に。
あらゆる音楽イベントなどが中止、開催の目途が立たない。
また次の機会、の次の機会がいつになるのか先が全然見えない。
世の中も、そうした状況の中で息苦しさみたないものが蔓延していたように思います。
誰もがコロナ禍で何が正しいのかが分からないような状況。
色んな情報が錯綜して、それぞれに正しいと思う情報を言い合うことも。
身近な人であればあるほど、正しい情報を共有したいと思うけれど、正解が分からないので、言い合うことが攻撃になってしまっていたり。
この曲がリリースされた2022年10月頃には、まだまだ状況が一変していたわけではないですが、少しづつ状況が変わってきていて、少しづつ先が見えてきていたような時期でした。
「正しさよりも優しさが欲しい」
今更ではありますが、正しいと思う情報よりも、ただ相手を思いやる優しい言葉を掛けるだけで良かったのかもしれない、と反省しながら思い返しています。
やさしさとは許し合うことを知る最後の真実
曲名:PRIDE
歌手:今井美樹
発売日:1996年11月4日
作詞:布袋寅泰
作曲:布袋寅泰
この曲がリリースされた当時は高校生。
20年以上前のことなので、当時の状況など鮮明に覚えていることはあまりありません。
こちらもテレビドラマの主題歌になっていて、そのドラマも観ていたように記憶しています。
詳細な内容は覚えていませんが、当時SMAPの香取慎吾さんがベトナム人留学生の役をされていて、それが印象的だったのを覚えています。
当時もテレビが好きでよく観ていたと思うのですが、高校生になって、電車通学だったり、勉強量が増えたり、部活でヘトヘトになっていたりで、以前よりはテレビを観る時間は減っていて、それでも観たいと思ったドラマだったのでしょう。
この曲はドラマ主題歌としてよく聴いていたというよりも、テレビの音楽番組などでよく聴いていました。
当時高校生だった自分には、大人の歌詞過ぎて、内容は全然頭に入って来ず。
ただ、このフレーズだけは何となく頭に残っていました。
「やさしさとは許し合うことを知る最後の真実」
今なら、この歌詞の内容がよく分かる・・・。
と言いたいところですが、そこまで深い意味合いなどはまだ分からないです。
ただ、どんな場面でも見せられるやさしさというのが、本当に大事なのことなのだと思うようになりました。
そして、その歌詞に続く、
「わがままさえ愛しく思えたなら本当に幸せ」
という歌詞には、何だか可愛らしさみたいなものを当時から感じていました。
今で考えれば、子供が生まれて、成長していく過程を見守る中で、もちろんしんどいこともたくさんありますが、わがままが愛しく思える瞬間というのは、いくつもあります。
そういう意味では、これが本当の幸せなのかなとふと思うこともあります。
ファイト!闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう
曲名:ファイト!
歌手:中島みゆき
発売日:1994年5月14日
作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき
両A面シングルとして発売されたものの、もう一つの曲の方が大ヒットドラマ「家なき子」の主題歌だったこともあり、私自身は発売されたときはこの曲は全然知らず。
リリースからだいぶ経って、ふとしたときにCMか何かで耳にしたのが最初だったように記憶しています。
その時の印象は、すごい曲だなということ。
語り掛けるように、鼓舞するように歌われる曲は、珍しく歌詞が先に頭に入ってくるものでした。
ただ、その時は新鮮な感じがしてもの珍しく頭に残っているぐらいのもの。
それを実感するようになったのは、社会人になった後のことでした。
特に、転職して新しい環境に立ち向かおうとしている時。
最初に転職した時は、上場会社から個人の税理士事務所に転職するというので、同じ会社の目上の方からは、嘲笑とまではいかなくても、それでこの先大丈夫?みたいに言われることもありました。
直接言葉にされなくても、雰囲気で分かるような感じでしょうか。
2回目の転職は、税理士として独立開業する時。
職業を変えるわけではないですが、環境はガラッと変わります。
その時には、ある程度免疫はついていて、開業したことのない人の意見を聞いても説得力がない、ということは何となく感じていて、前向きに取り組むことが出来ました。
「ファイト!闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう」
自分が闘っているのであれば、闘っていない人からのちょっかいなんて意に介する必要なんてない。
今ならよく分かります。
おわりに
歌詞やフレーズを噛みしめるのは、その時の一瞬だけかもしれません。それでもその時に感じた何とも言えない感情を大事に過ごしていければ、これからの日常が少しだけ変わるのかもしれません。
これからも気付いた時には、そうした一瞬を書き留めていきたいと思っています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
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藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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