アレと意識しない方が上手くいく？

2023年はプロ野球の阪神タイガースの日本一が話題になりました。

その勢いのままに、「アレ（A.R.E. ）」という言葉も流行語大賞を受賞。

熱狂的に応援しているわけではありませんが、父親がタイガースファンで、頻繁に野球中継が家で流れていたので、何だか気にはなっていました。

今更ではありますが、「アレ」と意識しないことについて考えてみました。

理想は意識して上手くいくことだけど

「アレ」という言葉を使うのは、意識し過ぎず普段通りの力を発揮できるようにという意味合いのもの。

しかしながら、そもそもの話ではありますが、意識して上手くいく方が理想的ではあります。

今年優勝します！と宣言。

途中経過の良し悪しに関わらず、優勝と言い続けている。

終わりが近付いてきて、優勝が見えてきたときにも、このまま優勝目指しますと言い切る。

プレッシャーの中でも結果を出し続けて、そのまま優勝！

この方がドラマチックなものです。

ただ、なかなかそうは上手くいかないもの。

劇的なドラマというのは、多くの失敗や負けの上に成り立っているとも言えます。

それは、ある意味、選ばれた者だけが手にすることが出来るもの。

実力だけでは結果が伴わないことがあるというのは、よく見聞きする話です。

時には運も必要となる。

色んな要素が複合的に作用して生まれてくる結果だからこそ、出来るだけその可能性を高めておくというのは必要なことです。

その一つの手段として、意識しないということがあるのかなと。

それでは、意識しない方が上手くいくのか？

簡単に結論が出ることではありませんが、自分自身の経験を振り返ってみます。

意識して上手くいかなかったこと

このブログでも何度か書いたことがありますが、子供の頃からスポーツに慣れ親しんできました。

中学生までは、野球。

高校では、陸上。

こうしたスポーツの世界では、競い合うということが一つの目的でもあります。

野球であれば、トーナメントで地区予選から勝ち上がっていく。

陸上であれば、タイムなどの記録によって、地区予選から勝ち上がっていく。

当たり前のことですが、勝負ごとなので、勝つ人がいれば、負ける人もいます。

その２択しかないので、勝負が決まる場面では緊張が走るもの。

ここで結果を出さなければ、負けてしまう。

上手くいかなかったらどうしよう。

練習では出来たけど、今回は上手くいくだろうか。

目の前に意識することがあると、不安など色んな思考が交錯して緊張してしまう。

結果としては、上手くいかなかったことの方が多かったかなと。

もちろん、たまには自分でもびっくりするぐらい上手くいくこともありました。

ただ、その頻度はかなり少ない。

自分のことで考えれば、その場で結果が決まってしまうような勝負ごとの場合には、意識してしまうと上手くいかないことが多いようです。

意識して上手くいったこと

結果が出ることで言えば、スポーツのような勝負ごとだけではありません。

代表的なものは、テストの結果。

単純な勝ち負けではないけれど、結果によっては、勝った負けたという感覚があるものです。

結果が出るまでのプロセスは、勉強して、テストを受けて、結果が出るというもの。

それぞれに掛ける時間の長短は、勉強時間は長くて、それに比してテストを受ける時間というのは短いことが多いかなと。

割合でいえば、ほとんどの時間を勉強にあてることになります。

意識するのは、テストで良い結果を残すこと。

そのために、テストのことを意識しないで勉強するかどうか。

私の場合は、テストのことを強く意識するようにしていました。

一番印象的だったのは、税理士試験。

社会人になってからの勉強だったので、学生の頃とはまた違った苦労がありました。

自分で選択したことなので、基本的には、誰かに勉強しなさいと言われることはありません。

受験していることを周りに言ってなければ、勉強していることを誰にも知られないこともあり得ます。

極端に言えば、結果が良かった時だけ報告することも出来ます。

結果が悪かったことは、なかったことに出来る？

出来なくはありません。

ただ、私の場合は、意思がそんなに強くないので、勉強しなくてもよい環境であれば、サボってしまう可能性がある。

だからこそ、積極的に、税理士試験を受けていること、毎週専門学校の授業を受けていることなどを周りに言うようにしていました。

周りからそういう目で見られているというプレッシャーを掛けているというところでしょうか。

そのおかげもあってか、全てが順調にというわけではなかったですが、最終的な結果に繋げることが出来ました。

長い目で見た時には、意識することで自分を律する効果というのもあるのかなと思っています。

おわりに

理想だけがフォーカスされずに、色んなやり方が取り上げられるというのは、身近に感じられることもあり、参考になるものです。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました！

この記事を書いている人

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