受験に向けての心構えの変化

1~3月はいわゆる受験シーズンです。

一部の学生にとっては、これからの人生の方向性を決めることになるもの。

私自身も、高校受験・大学受験を経験してきました。

社会人になってからも、何かしら試験を受けることはあって、一番大きかったのは税理士試験。

同じ受験でも、それぞれの状況によって、立ち向かうための心構えは違ってくるものです。

高校受験

私にとっての最初の大きな受験といえば、高校受験。

公立の幼稚園・小学校・中学校に通っていたので、それまで受験というのは経験したことがなく。

周りにも、同じような状況の人ばかりだったので、それ以外の世界というのは全然知らず。

高校受験で初めて、試験に合格しないと学校に入学出来ないという状況になりました。

ただ、小学校の高学年から地元の塾に通っていたので、高校受験に向けてというような意識は自然と持つようにはなっていました。

昔ながらの塾ということもあってか、模試などの結果は、毎回廊下に貼り出されて、順位と名前と点数が皆に知れ渡るシステムでした。

子供ながらに競争社会の厳しさのようなものを何となく実感していました。

そうして、中学生になってからも塾に通い続けて、高校受験に向けて勉強する日々。

その頃は、良い意味でも悪い意味でも素直だったので、言われたことを素直に実践していました。

記憶の定着のためには、授業で一度記憶したことを、帰ってすぐに復習して記憶を刺激して、1週間後にもう一度記憶を刺激する。

こうすることで、記憶が定着していくんだ、ということを言われ、中学生ながらに理解して実践するようにしていました。

塾の講師の方の経歴は様々で、現役の大学生の方もいれば、ベテランの方もいて、キャラクター的にはクセが強かったという印象があります。

高校受験の本番前には、それぞれの方法でエールを送っていただいたのを覚えています。

「たこ教」なるものを掲げて、「たこ」のお守りを配ってくれる方もいました。

 「たこ」

  ↓

 「オクトパス」

  ↓

 「置くとパス」

  ↓

 「置いたら合格」

という一種のダジャレであり、講師の方も冗談めかして言われていましたが、私としては結構本気で聞いてしまっていました。

それぐらい、最初の受験で不安があったのだと思います。

受験が終わったら、とっておきのエピソードを聞かせてあげると講師の方が授業で言われていて、そういったことを楽しみに頑張れたところもあるかなと。

とにかく周りのサポートに頼り切っていたような心構えでした。

大学受験

私にとっての、高校受験と大学受験の大きな違いは、塾に通っていたかどうかということ。

高校では、定期的に通うような塾には行っていませんでした。

ハッキリした理由というのは正直覚えていないのですが、今思えばいくつか思い当たることはあります。

一つは、高校側が塾に行かなくてもいいぐらいのカリキュラムにしていると最初に言っていたこと。

実際、入学してみると、毎日の学校の授業と予習・復習で手一杯。

そこに部活も入ってくると、塾に行く隙間がありません。

もしかしたら、部活に入らないという選択をしていれば、塾に通っていたかもしれません。

あとは、経済的な理由もあったと思います。

そこまでして、塾に通うというモチベーションが自分にはなかったのかなと。

その代わり、学校生活も部活もしっかり頑張ろうと心に決めていました。

文武両道という程でもないですが、何か一つのことに集中するというよりも、ハードルがある方が自分には合っているのかもしれません。

そのため、部活も3年生の最後の試合までやり切って終えることが出来ました。

陸上部だったので、地区大会から県大会など勝ち上がれなかったら終わり。

全国大会出場など派手な結果は残せなかったですが、やり切った感はあったかなと。

そこから、大学受験に切替えて勉強に集中。

受験科目の選択の関係で、学校の授業だけではカバー出来ないところは、スポットで予備校の授業を受けに行くことはありました。

それでも、高校中心の勉強で最後まで行けたのは良かったかなと。

全てが自分の望むような結果になったわけではありませんが、振り返れば、それが一番良かった形だったのかもしれません。

大学受験では、少しだけ自分で考える・決断することが増えたかなと。

税理士試験

社会人になってからの受験というのは、しんどいものです。

ほとんどの場合、仕事をしながらの受験。

思うように勉強の時間が確保出来ないというのは、あるあるかもしれません。

だからこそ、逃げ道もあります。

 仕事が忙しくて、勉強が出来ないから。

 来年はちゃんとやろう。

 ・・・

税理士試験を受けていると、そういった話というのは見聞きするものです。

人生を左右するとも言えるけれど、他の道もないわけではない。

今の仕事で食べていけるのであれば、それもまた自信になってしまうものです。

そこをどう捉えるかは人それぞれで、どちらが正解というわけではありません。

ただ、私の場合は、税理士試験に合格するという目標は変えずにいこうと決めたので、勉強が出来ないなど言っている場合ではなく。

とにかく勉強時間の確保が課題でした。

最初は、色んなことを我慢して、勉強時間を確保しなければと考えていました。

高校受験や大学受験の時には、この息抜きをしている間に、ライバルに先を越されるかもしれない、というような強迫観念みたいなものがありました。

だからこそ、テレビを観ない、漫画を読まない、など我慢することを積み上げていったのかなと。

何か一つでも隙があれば、それが不合格に繋がってしまうかもしれない。

それはそれで一つの戦い方なのだと思います。

でも、それは3年間など期間が決まっているから耐えられるとも言えます。

社会人になってからの受験は、場合によっては長丁場になることもあります。

私が税理士試験を受けた時も、8年程掛かりました。

目的が勉強時間の確保であるならば、何かを我慢することは必ずしもセットではありません。

勉強時間を確保して、やるべきことをやれているならば、色んなことを我慢しなくてもいいのかなと。

これをやったら、気の緩みになってしまうかもしれない。

私もそう思って、色々試してみました。

ただの経験則ではありますが、我慢と気の緩みは特に結果には関係なかったかなと。

私の場合は、勉強時間などを犠牲にすれば上手くいかないということがはっきりしていました。

受験に向けての心構えとしては、これをやったらマイナスというような減点方式ではなく、これが出来ればプラスということを積み上げていくような加点方式に変わっていたかなと。

だからこそ、長期間に渡る受験にも耐えられたのかなと思っています。

おわりに

受験している人が周りにいるだけで、気が引き締まる思いがあります。

自分に出来ることは限られているけれど、何かしら役立てることはないかと思う日々です。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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