紹介に求めていること求められていると思うこと

どのサービスをどこから受けるか。

それらの選択は、色々な情報収集に基づくこともあれば、直感で決定されることもあるでしょう。

人から紹介してもらうというのも一つの選択肢です。

紹介があること自体は有難いこと

税理士として独立開業してから、紹介との付き合い方を考える機会が増えました。

会社や事務所などの組織に属していると、何かしらの紹介があったとしても、それは私個人というよりも、所属している組織に対しての紹介という側面が多かったかなと。

もちろん、あからさまに私個人を無視して、組織への紹介です、と言われることはなかったですが、そうした雰囲気を感じることも。

何か１枚フィルターが入っているという感覚でしょうか。

それが、独立開業すると、ストレートに自分に降りかかってきます。

ヒトやモノを紹介していただいて、よく検討してから判断する。

そういった過程を踏むのは当たり前のことですが、数が増えてくるとなかなか対応に苦慮することもあります。

人間関係が広がっていけば、数もそうですが、色んな角度からの紹介というのもあったり。

中には、検討する余地もないぐらいのこともあります。

タイミングによっては、煩わしいと思ってしまうこともありますが、よくよく考えれば、紹介があること自体は有難いことだなと。

人を騙すなど悪意を持っている場合は別ですが、基本的には、何かしらのプラスがあると思っての紹介ということが多いのかなと。

例えば、自分があるサービスを受けようと思っていて、そのサービスを提供している誰かを紹介してもらう場合。

最初の希望はそのサービスだけだったのに、こういうのもありますよと違うサービスについても勧められる。

ただの営業活動とも捉えられますが、全く意味のない関係ないことであれば、おススメはしにくいもの。

もしそうなら、その紹介自体が詐欺かもしれないので、別の意味で気を付ける必要があるでしょう。

判断するのは自分自身であり、プラスになるかもしれない情報を得られるというのは有難いことなのかなと。

必要な情報は自分で取りに行けばいいという考え方もありますが、私の場合は、そうすると情報の幅が極端に狭くなってしまいます。

だからこそ、多少は無理やりにでも間口を広げておく必要があると思っています。

紹介に求めていること

紹介を受けたいと思うのは、何かしらのメリットがあるからこそ。

でも、そのメリットというのは人によって違うものです。

私の場合、紹介に求めていることは何か。

最初に浮かんだのは、

　きちんとやって欲しい

ということ。

例えば、仕事でこういうサービスを利用したいので、そのサービスを提供している人を紹介してもらう場合。

求めているのは、そのサービスがスムーズに利用出来るようになること。

自分で調べながら、試行錯誤するのもいいけれど、今回は時間を短縮したいと思っている。

そうした希望を叶える人を探すだけでもひと苦労です。

世の中には色んな人がいて、仕事であっても、忘れたり間違えたりということがあり得ます。

それはそれで仕方ないところもありますが、出来れば遭遇したくないもの。

紹介を受けることで、そういった基本的な部分の確認を省略出来るのではないか。

多くを求めるわけではないですが、そうしたことを期待しているところがあります。

紹介されたからきちんとする、というのは本末転倒なのかもしれませんが、それでも何かしらの抑止力になるのであれば、十分メリットなのかなと。

紹介に求められていると思うこと

税理士として独立開業してから、仕事の依頼は、事務所ホームページから申し込みいただくことを基本にしています。

税務相談などのスポット的な依頼であれば、単発サポート。

顧問契約などの継続的な依頼であれば、継続サポート。

いくつかのメニューを用意していて、それぞれのページから申込フォームを通して依頼いただいています。

それは、サービス内容や料金などを事務所ホームページに明示しているので、認識のズレが少なくなるのではと思っているからです。

開業した当初は、紹介のお話があれば、まずはお会いしてみるところから始めていました。

事務所はどこにあって、どういったサービスを提供して、料金体系はこのようになっています。

もちろん、そのままお話が進んでいって成約となることもありますが、多くの場合は途中から雲行きが怪しくなってくることが多かったかなと。

その場でお断りということはなかったですが、後日お断りの連絡があったり、連絡自体がなかったり。

何かしら合わない部分があったのでしょう。

それは仕方ないことです。

ただ、ご紹介いただく場合には、求められていると思うことにある程度の傾向があるなと思うようになりました。

それは、料金の安さと融通を利かすということ。

もちろん、全ての場合がそうというわけではありませんが、そうしたことが求められていることが多いかなと。

料金を安く又は無料にして欲しい、というと、そんな人はお客さんではない、という考え方もあるでしょう。

そんな商売をしていたら、自分が大変になるだけ。

もちろん、その通りです。

ただ、相手も事業者であれば、支出を出来るだけ減らしたいというのは当然の思考かなと。

そう思うこと自体は悪いことではないでしょう。

それを受け入れるかどうか。

その判断が大事になってくるのかなと。

私の場合は、そうしたことを面と向かって相手にストレートに伝えることが出来そうにないので、事務所ホームページに記載するようになりました。

その内容や料金だったら、申し込まない。

そう思われてしまうのは自分の力不足もありますが、合わない部分があっただけ。

ご紹介いただくからこそ、そうしたことが事前に分かるようにしておきたいものです。

おわりに

ご紹介いただけることは本当に有難いことです。

全てを受け入れることは難しいですが、お互いにとってメリットがある関わり方が出来ればと思っています。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました！

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表　税理士
藤園　真樹（ふじぞの　まさき）

大阪市福島区を拠点に活動中。
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