うっかり忘れを思い出すこと

非日常の体験をしている時には、基本的には気を張っているので、うっかり忘れというのは少なくなる方です。

言われたことを忠実に守る。

説明はきちんと聞く。

自分が把握していないことであれば、なおさら不安なので色んなところにアンテナを張っておく。

しかしながら、うっかりするから、うっかり忘れは発生するもの。

先日は未遂に終わりましたが、その時に過去のうっかり忘れがフラッシュバックされて思い出すことになりました。

パスポートが見当たらない

先日のことですが、日本に帰国にする飛行機の中で、ひとり焦っていました。

客室乗務員の方から事前に渡された税関の書類を先に書いておこうと思い、一つ一つ情報を確認しながら、書き進めていた時のことです。

パスポート番号を書くところもあるので、パスポートで確認しようと、いつものサブバッグを探してみるも、見当たらず。

多くの人もそうかもしれませんが、パスポートを入れているカバン・場所は固定していて、そこから出し入れする時にも、他の場所にしまうことはありません。

パスポートを持ち歩く機会というのは、そんなに頻度が多いものではないので、余計に気を付けています。

これまでの経験でも、パスポートの在処が分からないということは一度もなく。

念のため、サブバッグを入れている大き目のカバンの中を探してみるも、やっぱり見当たらない。

そういえば、さっき空港で出国手続きのセキュリティチェックで、いつもはパスポートを手に持ってゲートをくぐるのに、バタバタしてしまい、スタッフの方に言われるまま、他の荷物と一緒にカゴに入れてしまったなぁ。

もしかしたら、その時に回収するのを忘れたのかも?

いやいや、飛行機に搭乗する時に、入口で航空券とパスポートのチェックを受けているから、飛行機の中までは持ち込んでいるはず。

そこで、飛行機に乗り込んでからの自分の行動を振り返ってみます。

航空券とパスポートの確認を受けて、入口ゲートを通過し、座席へと向かいます。

その時には、航空券とパスポートを手に持っていたことを確認。

その後、座席付近で、手荷物を上と下に振り分ける作業。

手に持っている航空券とパスポートがあると作業しにくいので、どこかに置いたはず。

忘れないようにと、自分の座席シートの上に置いたかもしれない。

結果的には、おしりの下に航空券とパスポートがあって、事なきを得ました。

座っている間に違和感がなかったのが、不思議ですが、現物があったので良かった良かった。

ホッとしながらも、今回はうっかり忘れ未遂でしたが、過去のうっかり忘れのことを思い出すことになりました。

家の鍵を忘れる

空港繋がりで、うっかり忘れをした経験といえば、自宅の鍵が入ったキーケースを取り忘れて、セキュリティチェックを通過してしまったこと。

今から20年程前になりますが、仕事の出張でアメリカに行くことがありました。

英語が話せるわけでもなく、経理部門に所属していたので、普通に考えれば、海外出張とは無縁のはずですが、ひょんなことから海外出張に行くことになりました。

しかも、同行者はおらず、現地までは一人で辿り着かないといけません。

まだ20代で、海外旅行もほとんど行ったことはなく。

新婚旅行が初めての海外という状態でした。

しかしながら、チケットの手配などは会社がしてくれるし、手順なども親切に教えてもらえるので、適度な緊張状態で、気を張ることが出来ていました。

慣れていないからこそ、一つ一つ丁寧に取り組むという感覚でしょうか。

その甲斐あって、特に大きなトラブルなく、帰国の飛行機に乗るところまでは辿り着けました。

アメリカの空港で出国手続きを行い、セキュリティチェックも受けて、ようやく日本に帰れるとホッとしていました。

ポケットに入れていた自宅の鍵もようやく使う時が来るなと、カゴに入れてゲートを通過。

終わった後に、身に付けていたものを元に戻していく作業は、バタバタとしてしまい、今でも慣れません。

この時も、何だか焦ってしまっていたのだと思います。

次に進む道すがら、ポケットに違和感があって、何も入っていないことに気付きます。

自宅の鍵が入ったキーケースがない!

慌てて、さっきのセキュリティチェックの場所に戻りました。

英語も話せない、どこで聞いたらいいのかも分からない。

そんな状態でも、自宅の鍵がないと家に帰れないことを回避するために、信じられないぐらい積極的に伝えようと頑張りました。

いわゆる火事場の馬鹿力というものでしょうか。

身振り手振りで自分よりも大きい職員の方に伝えて、何とか家の鍵を取り戻すことが出来ました。

どんなに気を張っていても、やっぱりうっかり忘れというのはあるものなんだと実感しています。

アポイントを忘れる

うっかり忘れというのは、モノを忘れることだけではありません。

約束など形がないものにもうっかり忘れは出て来るもの。

子供の頃など昔であれば、色んなうっかり忘れをしてしまっていたでしょうが、はっきり覚えいていることはありません。

その時は、人に迷惑を掛けて、平謝りしていたでしょうが、人間の記憶というのは、都合の悪いことは忘れてしまうのかもしれません。

ただ、仕事のアポイントのように、きっちりスケジュール管理をしているようなことだと、うっかり忘れるということはあまりないものです。

私自身も、税理士業界に転職してから、半分営業のような形で、顧客とアポイントを取る機会というのが格段に増えましたが、アポイント自体を忘れてしまうということはほとんどありません。

むしろ、職業柄きちんとしているというイメージがあるようで、こちらがアポイントの日時などを全て把握している前提で、相手から確認されることの方が多いかなと。

そうしたイメージに応える必要もあり、私自身もそうしたスケジュール管理をきっちりするというのは好きな方なので、大体は上手くいっているのかなと。

ただ、一度だけアポイントをうっかり忘れていたことがあります。

時間を間違えていたとか、場所を間違えていたとか、そういうことではなく、アポイントの存在自体を忘れていたというもの。

ある時、仕事の外出先で、携帯に電話が掛かってきました。

普段はほとんど電話をして来られることはない方です。

緊急事態かなと思い、電話に出てみると、「今日は何時に来られる予定ですか?」とのこと。

「えっ?」と思い、慌ててスケジュールを確認してみます。

お電話いただいた方のアポイントは登録されていないけれど、約束したことは記憶にある。

その場は、平謝りして、日を改めてアポイントをいただきました。

おそらく、前回の面談の際に、次回の日程を決めていたのに、それをスケジュールに登録し忘れていたようです。

普段なら、スケジュール管理には気を張っているので、登録をうっかり忘れるということはありません。

後にも先にもすっかり忘れていたというのは、この1回だけです。

でも、相手の方にとっては、大きな1回。

うっかり忘れで済ませていただけましたが、気を引き締めて、スケジュール管理のうっかり忘れをしない手立てを打つようになりました。

おわりに

うっかり忘れだけでなく、ミスや間違いは誰しもあるもの。

それをゼロにするのはなかなか難しいところですが、極力減らすこと、その後のフォローなど、対策出来ることはあるので、その都度見直すのが大事なのかなと思っています。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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