EPSON財務顧問R4の仕訳データ取込用ファイルでの消費税率の設定の注意点
現在メインで使用している会計ソフトは、EPSONの財務顧問R4です。他にもクラウド会計なども使用しています。
今回は、テキストファイルから仕訳を取り込む際に、今までなかったエラーが出てしまい、その原因と解決方法について調べることがありましたので、備忘録としてその方法を記録しておきます。
バージョンは2020年3月16日現在、最新の「20.10a」での画面表示となります。
会計ソフトで直接仕訳入力する場合
2019年10月より消費税が8%から10%に引き上げられ、食料品など日常生活により密接に関係するものに関しては、限定的に軽減税率制度が導入され、消費税率は8%のままとなります。
消費税率引き上げ前の8%と引き上げ後の軽減税率適用の8%とで、数値としての税率は同じですが、意味合いは違ったものになるため、詳細な処理方法は今回の記事では割愛しますが、会計処理を行う際には区別することが必要となります。
会計ソフトでは、その消費税の区別を消費税コードで分けている場合が多いです。
EPSON財務顧問R4では、
消費税コードとしては、軽減税率8%の取引の場合、上記で表示されている
「10 消費税10%(国・地方税)」→「81 消費税8%(国地/軽減)」
と入力することになります。
同じコードを入力してもエラー
EPSON財務顧問R4では仕訳を直接入力する方法以外に、テキストファイルなど所定の様式のファイルを用意して、仕訳データ取込という機能もあります。こういった外部データの取込機能は、クラウド会計で積極的に使用されている機能ですが、従来からある会計ソフトでも使えるものが多いです。
効率的な処理を進めていくには、こういった機能も最大限活用していくことが必須となりつつあります。
まずはテキストファイルを用意します。
編集する際には、Excelで開いて作業する方が、操作しやすいです。
消費税率は、 上記図表のように「81 消費税8%(国地/軽減)」を入力しておきます。
こちらのデータで取り込みをしていきます。
「0A.連動」→「33.仕訳データ取込」
取込ファイルとして、先程作成したテキストファイルを選択します。
「実行」する前に、「データチェック」でエラーがないか確認しておきます。
少し見にくいですが、消費税コード81の下に「?」が付いており、ここがエラーとなっているようです。
仕訳データ取込用ファイルの消費税率の設定
最初は消費税コードの入力を間違えたのかと思いましたが、仕訳入力したコードと同じです。
ヘルプで調べてみると、
どうやら会計ソフトへ直接入力する時と仕訳取込データを使用する時とで、消費税コードの入力方法が違うようです。
改めて 「81 消費税8%(国地/軽減)」 →「K8.0 消費税8%(国地/軽減)」に修正して再度データチェックを行います。
今度はエラーなく、チェックが完了しました。
今度は「実行」して取り込みを行います。
先程、直接入力した仕訳の下に、今回取込した仕訳が追加されました。
最後に
今回のケースは、軽減税率という事例が出て来たからこそ気付いたとも言えます。税制が変わっていく中で、そのことに付随して今までのオペレーションが変わっていくことはよくあることだと思いますので、変化を恐れず、積極的に取り組んでいきたいところです。
一つの仕訳を取り込むのに随分と時間がかかってしまったようにも思えますが、これが何十何百となってくると、取り込むことによる効果は絶大です。
だからこそ、こういったエラーなどの対応は丁寧に紐解いておくことが必要と感じます。上手く行かないときがあるからやらないではなく、上手く行かない時を減らしていきながら、最大限引き出せるメリットを享受出来るように時間を惜しまずに、新しいことにもどんどん挑戦していきたいものです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
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藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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