卒業するときに考えていたことの変化

3月は卒業シーズン。自分自身は学生生活からはだいぶ離れてしまいましたが、ちょうど子供たちが同時に卒業を迎えることとなり、少し感慨深いところがあります。

そんな子供たちの姿を見ながら、自分自身の卒業のときにはどんなことを思っていたかなとふと考えました。

今回は、学校からの卒業もそうですが、色んなところから「卒業」するときの心境を振り返りつう、その時々の心境の変化についてまとめてみました。

学校から学校への卒業

学生時代には、小学校から中学校へ、中学校から高校へ、高校から大学へ、とそれぞれ卒業を体験してきました。

小学校の卒業の時には、あまり詳しくは覚えていないのですが、それ程感慨深さはなかったように思います。

私自身は、公立の小学校から公立の中学校へ進学したのですが、その頃は私立の中学校へ進学するという人の方が珍しいような印象でした。

もちろん、地域によるところも大きいとは思いますが。クラスに数人いるぐらいの割合で、他はそのまま同じ中学校に進学するというので、友達に会えなくなるということもほとんどなく、どちらかといえば他の小学校も一緒になるので、新しい出会いのようなものにワクワクしていたように思います。


中学校の卒業の時には、さすがに進路が分かれて、一緒の高校に行くという人自体が少なくなるので、少し寂しい気持ちがあったと記憶しています。

中学3年生の時のクラスは、私が経験した中では珍しく、担任の先生とも仲が良くて、卒業後にその先生のお家にみんなで遊びに行かせてもらったりしました。

そんな風な良い雰囲気だったので、高校に進学すること自体は嫌とかではなかったですが、不安の方が大きかったように思います。電車で通学する、全く知らない人ばかりのところに飛び込んでいくことになるので。


高校の卒業の時には、どちらかというと新生活に希望を持てるようになっていました。高校が少し規律が厳しかったところもあったり、大学受験のプレッシャーから解放されてホッとしていたりと、色んな要素があったからだと思います。

その頃はテレビドラマなどで見たキャンパスライフの楽しそうなイメージがあって、大学受験で試験を受けに行ったときに実際に見た大学キャンパスが高校と全然違って自由な感じがして、憧れのような気持ちがあったのだと思います。

学校から社会人への卒業

大学の卒業の時には、次の世界が未知過ぎて、漠然とした不安だけがずっと頭の片隅にあるような感覚でした。

就職先は決まっていましたが、漠然と就職活動を始めてしまったため、なかなか内定がもらえず、順調な人に比べればだいぶ苦戦しました。

社会人になるための入り口である就職活動で出鼻をくじかれた感があったので、その後の社会人生活に不安が先行してしまったのでした。

たまたまですが、入社前にアルバイトで来て欲しいと言われて、会社の雰囲気を体験出来たのは良かったかなと。

ちょうど全社のパソコンを総入替するタイミングで、何百台とあるパソコンにあらかじめ作成されたイメージファイルを1台1台コピーしていくという作業があり、単純作業ながら時間がかかるということで、新入社員に白羽の矢が立ったようです。

その時に、同じ新入社員で事務職だった人と一緒にずっと作業することになり、仲良くなりました。その後、別々の部署に配属され、後々同期として一緒の部署で働くようになったのは何かの縁を感じるところです。

その縁の繋がりが大きな要素となって、税理士を目指すことになり、今税理士として働いているというのは、何だか感慨深いものを感じます。

先が見えずに不安が大きいこともありますが、何がその先に繋がるかは分からないので、不安を抱きつつ、希望を持って進んでいくことも必要かなと思います。

社会人から社会人への「卒業」

社会人になるといわゆる学校からの「卒業」というイベントはなくなりますが、環境が変わるという意味では、節目ごとに「卒業」というものがあります。

自分自身で言えば、最初に入社した会社から税理士事務所へ転職する時、税理士事務所から独立開業する時、が印象的な「卒業」でしょうか。

最初に入社した会社を辞める時には、税理士を目指すという明確な目的がありました。
その辺りの経緯などは別の記事でまとめています。

税理士を目指したきっかけ(前編)
~税理士という職業を知るまで~


税理士を目指したきっかけ(後編)

なので、自分が進みたい道については迷いはなかったのですが、将来どうなるのかという不安はありました。それでも後悔しないようにと決めた道ではありました。

結果としては、当初の目的は達成出来たのですが、その道のりを改めて振り返ると、その大変さにゾッとすることもあります。


税理士事務所から独立開業する時には、今までで一番考えたかもしれません。組織を離れて、独立して自分でやっていくという意味では、これまでとは違う「卒業」になりました。

今でもこの先どういった道が待っているのかは分かりませんが、お陰で独立してからの1年半は色んなことに悩みながら考えてきた道のりでした。

この先も変わらず色んなことに悩みながら、その経験を活かし、誰かに教わるだけの道のりから卒業して、誰かに何かを伝えられるような生き方をしていきたいなと最近やっと思えるようになりました。

おわりに

時期がくれば卒業出来ることもありますが、自ら卒業を選ぶこともあります。その時には、将来を見据えることはもちろんですが、少しだけ卒業にあたってこれまでを振り返ることも大事かなと思います。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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