習慣をたまに見直すことで喝を入れる

税理士として独立開業してからは、基本的に事務所で一人で作業することが多いです。

特に、朝型の生活リズムに変えてからは、時間の管理について、誰に指摘されるということもないので、自己管理するしかありません。

自己管理する方法の一環として、毎日や毎週決まって行うようなこと、いわゆるルーティンのような習慣とするものを決めて、スマホのスケジュールアプリのリピート機能を利用して、自動的に予定として登録されるようにしています。

仕事とプライベートの予定の管理については、別の記事でも取り上げています。

表に出ているスケジュールだけがスケジュールではない

日々のルーティンを決めて、迷ったり考えたりする時間を作らないようにすることは、効率的な時間の使い方ではあります。

しかしながら、習慣化して当たり前になり過ぎて、惰性で続けてしまうリスクもあります。今回は、習慣を見直すことについて、取り上げてみました。

時間通りに出来ているか

習慣化を定着させるために、毎日のルーティンとしている項目については、開始予定時間・見積時間をスケジュールに入れるようにしています。

こう言うと、日々の予定をきっちり管理して、堅苦しい生活を送っていると思われるかもしれませんが、その内容はごくごく一般的な日常のことばかりです。

それを敢えてスケジュールとして目に見える形にすることで、時間へ意識を向かせようとしているというところです。

例えば、
起床    05:00  05分
身支度   05:05  20分
・・・
移動    05:45  15分
・・・
自分の経理 06:30  15分
予定確認  06:45  15分
・・・ 
のような感じです。

これらの習慣を一つづつ開始・終了の操作をして、順番にこなしていくということをしています。

めんどくさいだけで続かないのでは?と思われるかもしれませんが、 「Taskuma(たすくま) –TaskChute for iPhone 」 というアプリを使ってゲーム感覚で行っているようなところがあり、意外と楽しく続けられています。

その辺りの考え方などについては、別の記事でも取り上げています。

小さな達成感を積み上げる

こうした動作は何年も続けていると、習慣として、意識することなく自然と実行できるようにはなります。元々こうしたことが出来ないと思っていた私でも何とか形になってはいますので、興味があればやってみる価値はあるかなと。

意識せずに自然と出来るようになること自体は良いことなのですが、悪く言えば、慣れて来てしまうと感覚がマヒする部分も出て来ます。

開始予定時間がちょっと過ぎても、気にならないなど。私の場合も、そもそも「起床 5時」としているのに、5時30分までは大丈夫、と根拠なく予定を超過して後で後悔したりということもあります。

いつのまにか、開始予定時間と実際の運用が毎日違っていても、気にならなくなり、予定よりも何分遅れて実行する、ということが習慣化してしまうこともあります。

こうしたズレの習慣化を軌道修正するために、予定と実績に乖離がないか、乖離しているとすれば、それが単なるサボりなのか、現実的に可能なスケジュールなのかを見直すことが必要となります。

定期的に見直すということであれば、月に1回の習慣として登録してしまうことも一つの方法です。

予定をこなしているか

時間通りに予定が実行出来ないとなったときに、その後の予定が全てズレてしまうことを防ぐため、どうしても今日やらなければならないことでなければ、その予定を実行しないという選択肢もあり得ます。

私の場合であれば、読書を習慣づけるために、この日の午前中などまとまった時間を読書に充てるのではなく、毎日朝6時から15分はこのジャンルの本、昼12時30分から15分はこのジャンルの本を読むというようにしています。

色んなやり方があって、どれが正解というのはないと思いますが、今のところ継続出来てはいるので、自分には合った方法なのかなと思っています。

朝の始まりの時間帯であれば、いきなり予定時間が狂うということはあまりないので、読書も予定通り行うことが出来ます。

しかしながら、昼の時間帯となると、午前中の仕事の進捗具合などによって、予定が押してしまうことが結構あります。

そういう時には、この昼の読書の時間をズラして確保するよりも、この日はなしにするということを選ぶ方が多くなってしまいます。

こうした状態が続くと、習慣化されたものというわけではなく、ただ毎日の繰り返し予定に自動的に入って来るだけで、実行されないものに成り下がってしまいます。

ここまで来ると、予定の見直しが必要です。実行されない習慣は、習慣化されていないので、自動的に入ってきた予定を削除するということを繰り返すという手間だけが残ってしまいます。

この場合は、習慣化のリストからは外して、他の対策などを考える方が有用です。特定のジャンルの本だけ全然進まないということが起こり得るので、朝と昼に読むジャンルを定期的に入れ替えるなどの対策も考えられます。

習慣化のリストに入っているが、実行出来ていないものがないか、定期的な見直しも必要ですが、予定を削除するときに、これは習慣か?と立ち止まって考えることも必要です。

これは必要?ということがないか

ルーティンなどの習慣を行う時間を決めて、ビッチリと予定を埋めてしまうと、迷いはないですが、新しい習慣を追加しにくくなるということもあります。

時間は限られているので、新しい習慣を追加しようとすると、習慣を行う時間を増やすなどの対策が必要となります。

ただ、習慣の時間を増やしすぎると、仕事の時間などまた別で必要な時間を確保出来なくなり、支障が出ることになります。

私の場合、大体6~9時を毎日のルーティンの時間をと捉えていて、9時から仕事の予定などを組むようにしていますが、新しいルーティンを組み入れるために、6~9時の枠を広げるとなると、仕事の時間が圧迫されてしまいます。

どうしても必要なことであれば、ルーティンの時間を広げるべきではありますが、まずはルーティンの時間の使い方を見直すところから始めてみた方が良いでしょう。

例えば、私の場合、ルーティンの中にパソコンでのキーボード入力をスムーズにするために、タイピングの練習という時間を作っています。

Web上で色んなメニューが用意されていて、それを日々実行するというものです。幅広く練習したいと思い、基礎・応用・毎月毎日変わるメニューをひと通り実行していました。

最近パソコン操作でのショートカットキーをもっと使いこなしたいなと思っていたところ、その練習用のサイトを見つけたので、日々のルーティンに入れようと思い立ちました。

しかしながら、6~9時の枠は一杯に使っているので、入る隙間がない。どうするか?と考えた時に、タイピング練習のやり方を変えることにしました。

タイピング練習の基礎・応用・毎月毎日変わるメニューをひと通りやり続けていますが、これからも同じことをし続けるのか?と考えました。

基礎・応用については、何回もやり尽くしていて、問題の文章も覚えてしまっていて、あまり意味がなくなっているかなと。そこで、タイピング練習は、毎月毎日変わるメニューに絞って、そこで浮いた時間をショートカットキーの練習に充てることにしました。

同じことを続けることも大事ですが、変えていくということもまた同じぐらい大事なことになります。

こうした目で見てみると、これは次のステップに進んだ方がいいかもしれないと思うことは結構あったりします。

そんな時には、これは必要?という視点で見直すことも必要です。

おわりに

自分で決めて継続し続けていると、それだけが正しいと思い込んでしまうこともあります。人からの指摘を素直に受け入れられなかったり、自分の物差しだけで相手の言動を汲み取って、誤解してしまったり。

その時には素直に自分の思い込みを認められなくても、ちゃんと考えて納得できたのならば、後からでもきちんと伝えていくことが大事なのだと思います。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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