扶養控除申告書を提出するタイミング
会社に勤めている場合、年末調整の時期になると、年末調整に関する書類が配布され、期限までに提出することとなります。
いくつか書類の種類はありますが、扶養控除申告書については、今年の分だけでなく、来年の分もある？などその内容についてご質問を受けることがあります。
今回は、扶養控除申告書を提出するタイミングについて、簡単にまとめてみました。
なお、これらの情報は、2021年11月18日現在の状況となりますので、最新情報は、リンク先の情報等も合わせてご確認されますようご留意ください。
扶養控除申告書とは
正式には、「給与所得者の扶養控除等の（異動）申告書」という名称ですが、分かり易くするため、ここでは「扶養控除申告書」として記載しています。
その内容については、国税庁のホームページに掲載されています。
国税庁ホームページ
［手続名］給与所得者の扶養控除等の（異動）申告
こういった内容の書類を提出することとなります。
ここでは、紙での提出の場合の書式を取り上げていますが、Webなど電子データでの提出の場合も内容は同様です。
国税庁ホームページ
［手続名］給与所得者の扶養控除等の（異動）申告
《記載例》令和４年分給与所得者の扶養控除等（異動）申告書の記載例（PDF/1,217KB）
書類の提出時期・提出先については、下記のように記載されています。
国税庁ホームページ
［手続名］給与所得者の扶養控除等の（異動）申告
提出のタイミングについて、主要なケース２つを取り上げて説明していきます。
前年から引き続き勤務している場合
X3年分の扶養控除申告書を最初に提出するタイミングとしては、その年が始まって最初の給与が支給されるまでとなります。
国税庁ホームページ
［手続名］給与所得者の扶養控除等の（異動）申告
実務的には、X03年の前年X02年分の年末調整の書類と一緒に提出していることが多いでしょう。
その後、記載内容に変更があった場合には、適宜変更後の扶養控除申告書を提出することとなります。
X３年分の年末調整の時期になると、最終確認の意味合いもあり、記載内容に変更がないかの確認をすることとなります。
同時に、翌年X04年分の扶養控除申告書も一緒に提出することが多いでしょう。
年の途中から勤務している場合
X3年分の扶養控除申告書を最初に提出するタイミングとしては、入社してから最初の給与が支給されるまでとなります。
国税庁ホームページ
［手続名］給与所得者の扶養控除等の（異動）申告
その後、記載内容に変更があった場合には、適宜変更後の扶養控除申告書を提出することとなります。
X３年分の年末調整の時期になると、最終確認の意味合いもあり、記載内容に変更がないかの確認をすることとなります。
同時に、翌年X04年分の扶養控除申告書も一緒に提出することが多いでしょう。
おわりに
基本的な内容ですが、年末調整時には色々な資料が同時に配布されるため、いつの分？というのが分からなくなることもあります。
一度整理しておくと、理解が深まるかと思います。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
この記事を書いている人
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