人に聞く・教えてもらう時の心掛け
何でも自分で考えたり、調べたりすることで解決出来ればいいのですが、なかなか自分ひとりだけでは難しい場合もあります。
時間的な制約があるときには、特に人に迷惑を掛けてしまうこともあるので、気を付けておきたいところです。
自分では解決出来そうにない時には、人に聞く・教えてもらうことになるでしょう。
しかしながら、やみくもに進めても上手くいかないこともあります。
相手を意識する
自分では分からない、解決出来そうにないことについて、人に聞いたり、教えてもらうことになるので、その点について自分よりも知識や経験がある人を選びたいところです。
本来であれば、そうした人を見極めることが出来れば、全て上手くいくかもしれませんが、余程見知った相手でなければ、難しいでしょう。
例えば、探している商品が見付からないので、お店の人に聞くという場合でも、相手によっては失敗だったなと思うことがあります。
広い店舗で、取扱う商品が部門のような形で分かれている場合、A部門にある商品について、B部門の人に聞いても、分からないかもしれません。
その場合には、A部門の人を探すようにする、というのはよくあることです。
こちらとしては、例えA部門にある商品について、B部門の人に聞いてしまい、その人が分からなかったとしても、A部門の人や知っている人に繋いでくれることを期待するところですが、そうした機転が利く人ばかりではないでしょう。
何も意地悪しようとしているわけではなく、その時の状況によって丁寧な応対が出来ない事情があることもあります。
可能であれば、聞く人がどういった動きをしているかなど、短時間でも観察して判断材料のひとつとしておきたいところです。
先日私がお店で探している商品があって、とりあえずは自分で見て回ってみたのですが、1階から3階まで売り場があるので、なかなか見付からず。
ここかなというところに見当たらなかったので、お店の人に聞くことにしました。
同じジャンルの商品が集まったところまで案内していただいて、ざっと見てもらったのですが、見当たらないようで、「・・・在庫がないので売り切れですね・・・。」ということでした。
仕方がないので、その商品は別のお店で探そうと諦めて、近くの商品を眺めていたら、目の前に探していた商品がありました。
ただ単に私もそのお店の人も見逃していただけなのですが、よくよく考えると、誰かに聞こうと、お店の人を探していて、その人に声を掛けた時に、その方は一杯に積まれた段ボールの前で品出しをされていました。
言ってみれば作業を中断して、商品を探すことになったので、注意力も散漫になっていたのかもしれません。
何もお店やその方を責めようとしているわけではありません。
もちろん仕事として通常の応対はきちんとしておくべきではあると思います。
ただ、色んな人がいて、その中から自分の要望に応えてくれる人を探すことになるので、いつも正しい答えがもらえるわけではないということは意識しておくべきなのかなと思うようにしています。
当たりを付けておく
相手がいつもこちらの要望を汲み取って、正しい方向に導いてくれるわけではない、というのはある意味当たり前のことなのかもしれません。
常に相手を疑ってかかるというのも疲れるものですが、ある程度は構えておくというのも大事だと思っています。
初めて体験することを、一から教えてもらえるというのは、負担も少なくて、楽な方法でしょう。
しかしながら、いつも相手が自分の思うような方向へ進めてくれるとは限りません。
人によっては、その都度こちらの要望をヒアリングしながら、軌道修正してくれる場合もあるでしょう。
しかしながら、そういう場合ばかりではありません。
こちらが無知なため、意図せずして相手の思うような方向に進められてしまうこともあるでしょう。
先日、購入した商品を使っている時に、少し違和感があったので、サポートセンターに電話して確認することがありました。
まずは、出ている症状を元に統計的に考えられる解決方法を順番に試していきました。
その中で、一度ある部分の設定を全て無効化してみるという項目がありました。
自動的に起動することで、悪さをしているのではないか、を確認するためのようです。
プログラムなどを削除するわけではないので支障はありません、とのことでしたが何となく違和感を感じました。
詳細は分からないながらも、何となく字面で見る限り自動で起動されないと、利用するときに一つ一つ手動で起動しないといけないのではないかなと。
他にも相互に関連している部分がありそうでしたが、こちらでは判断できず。
それでも、支障はないとのことだったので、無効化することになりました。
結果的には、症状は改善されず、その後利用しようとすると、以前は出なかったエラーが出たりして原因となる部分を特定して起動させていくことになりました。
自分で解決出来ないから、人に聞いたわけですが、最低限の知識は持っておきたいものです。
付け焼刃の知識であっても、質問をすることで、知らなかったことがクリアになることもあります。
人に聞く・教えてもらう時には、ある程度その周辺の知識に当たりを付けておいて損はないのかなと。
素直に聞く
ここまで、相手を意識する、当たりを付けておく、と人を疑うような姿勢で話を進めてきましたが、人に聞く・教えてもらう時には、素直に聞く、ということが大前提となります。
人に聞く・教えてもらう時には、最低限の礼儀は必要です。
相手の時間を割いてもらうわけですので、仕事であろうがプライベートであろうが、どんな内容であれ、きちんと相手の話を聞くのが最低限の礼儀でしょう。
その上で、その内容についてあれこれ思うことや疑問などを投げかけることになります。
素直に聞く、というのはただ聞くだけではありません。
聞く時の姿勢や態度など全てにおいて素直さが必要でしょう。
最初から疑ってかかったり、相手の話を遮ったりするのは、避けるべきです。
相手に失礼ということももちろんありますが、貴重な機会を失う可能性もあったりします。
早めの判断でミスリーディングを起こしてしまうかもしれません。
この素直さというのは、年齢を重ねたり、経験を積んでいけばいくほど、持ち続けるのが難しくなると感じています。
自分の知っていること、体験したことを、一から聞くというのは苦痛な場合もあります。
それでも、記憶は薄れていくものなので、改めて一から聞くことで、新たな発見や気付きがあるかもしれません。
頻度は多くないかもしれませんが、そうした貴重な機会を逃さないために、忍耐強くなることも必要かなと思います。
おわりに
素直さを保ち続けることの難しさを、最近特に感じているところです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
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代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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