効率化を目指しているのに非効率を求めてしまう時もあるので

日頃、仕事をする時には、出来るだけ効率的にと心掛けています。

全てが効率的に進められるわけではありませんが、意識していることで、変わってくることはあるのかなと。

ただ、自分自身が非効率なことは避けるようにしていても、相手には非効率を求めてしまうことがあります。

先日、同じ日に、立て続けに非効率を求めてしまっているなと思うことがありました。

ネットで買って下さい

マラソンを趣味にしようと思い立ってから、必要最低限の投資をしてきました。

走るだけなので、そんなに準備するものなんてないのでは、と思っていましたが、必要なものというのは結構あるものです。

もちろん、ゴルフなど道具を使うスポーツに比べれば、取り揃えるもの自体が少ないので、掛かるコストは抑えることができます。

ただ、こだわり過ぎるとそれなりの金額が掛かるので、強弱をつけるようにしています。

一番お金を掛けたものは、腕時計。

いわゆるスポーツウォッチで、タイムや距離を測ったりするのに、必須のものかなと。

私としては、結構な値段だなと思いましたが、グレード的にはそんな高機能なものではなく、上を見ればキリがありません。

そうして購入した経緯もあり、出来るだけ長く使いたいなという思いがあります。

時計の機能が使えなくなったら仕方ないですが、それまでは修理しながら使おうかなと。

実際、購入して数ヶ月した頃に、自転車で転倒して、本体部分のガラス面やフチに目立つ傷がついてしまったのですが、そのまま使っています。

それまで、日常生活で腕時計を付けるという習慣がなかったのですが、意外だったのは、消耗品などの交換が結構必要なんだということ。

４年ぐらい使用していて、ベルト部分の交換を２回しています。

今回、またベルト部分の交換が必要となり、以前利用した大型家電量販店の時計売場に行くことにしました。

今の時代、わざわざ店舗に出向かなくても、ネットで注文することも出来ます。

しかしながら、前回店舗に出向いた時に、お店の方にお聞きしながら選んで、交換までしてもらえたというのが頭に残っていたので、今回も店舗に出向くことに。

前回同様に、該当の売場付近で、お店の方にお聞きしようと話しかけてみました。

すると、こちらでは取り扱いはないとのこと。

目の前にベルトの交換部品が並んでいるけれど、それは最新機種のものだけ。

必要であれば、「ネットで買って下さい。」とのことでした。

冷静に考えれば、その通りだなと。

毎年、色んな機種が出てきて、それに付随する部品なども含めれば、以前の機種に対応したものを店舗に在庫として置いておく方が非効率です。

必要なものを、必要な時に、必要なところから、というのが最も効率的でしょう。

分かってはいるのですが、何だかちょっとモヤモヤが残っている自分もいます。

実演販売

ふとしたきっかけで、コーヒーサーバーのようなものを探すことになりました。

自分自身はコーヒーは飲まないのですが、お客さんなどに出せるようにというのと、コーヒー以外にも対応しているものはないか。

今は便利な時代なので、ネットで検索すれば、いくらでも情報が出て来ます。

文字情報だけではなく、写真もあるので、実物のイメージもつき易い。

最近では、動画が付いている場合もあるので、更にイメージはつき易い場合も。

ただ、私自身の問題ではありますが、情報量が多過ぎると、必要な情報が上手く取り出せずに、時間だけが過ぎてしまうことがあります。

なので、今回は実際に店舗でも見てみようと行ってみることにしました。

ちょうど、前項の腕時計のお店と同じで、階が違うだけなので、ついでに寄れるかなと。

売場に行ってみると、目的のモノを含めて実演販売がされていました。

元々は、お店の方に話しかけられるのは苦手なのですが、自分に明確な目的がある場合には、それ程苦じゃなく話しかけることが出来ます。

実際に見てみると、思ったよりコンパクトだなと気付いたり、こんな香りがするのか、こんな音がするのか、というのが瞬間的に分かります。

試飲してみると、実際の味わいも分かって、より具体的なイメージが湧いてきます。

ネットで注文して完結できる時代に、非効率だなと思いながらも、何だか妙な満足感があったことに驚いています。

修理は受付けていません

普段の移動手段で主なものは自転車です。

ちょっとした移動距離から数十分かかるようなところでも、とりあえず自転車で行けるかをまず考えるようにしています。

乗る頻度が多いので、定期的に色んな所に不具合が出て来ます。

先日も、タイヤの中の針金（スポーク）が何本か折れてしまい、自転車を走らせていると、カラカラとした音が鳴るように。

詳しくは分かりませんが、おそらくタイヤのバランスを取っている部分でもあるので、このまま乗り続けるのは危険だということは察知しました。

ちょうど、前項までの腕時計とコーヒーサーバーの店舗に行くタイミングと重なって、自転車売場もあったので、寄ってみることに。

今乗っている自転車自体もそのお店で購入していたので、ちょうどいいかなと。

お店に行って、タイヤの状態を見ていただくと、タイヤのホイール交換が必要とのこと。

ただ、メーカーから部品を取寄せになるので、１週間以上掛かる。

それは仕方ないとして、今の状態は危ないと思うので、部品交換が出来るまでの間も自転車に乗れるように修理は出来ないか聞いてみました。

すると、「そういった修理は受付けていません。」とのこと。

もっと柔らかい丁寧な説明でしたが、要するにそういうことでした。

その後、そういった修理を受け付けている近所の自転車屋さんに相談して、応急処置とタイヤの交換をしていただくことが出来ました。

これは、修理を受け付けなかったお店が悪くて、修理してくれたお店が良い、ということではありません。

方向性の問題なのだと思っています。

修理内容によって受ける受けないを決めておけば、自分が提供したいサービスを効率的に届けることが出来るかもしれません。

何でもかんでも受けてしまっては、時間に追われて、本当にしたいことが出来なくなってしまうかもしれません。

分かってはいるのですが、効率的というのは、時にドライになるんだなと思ってしまう自分がいます。

どの方向性を選ぶか

サービスを提供する立場で考えると、効率的な方法を選ぶことが最良なんだということは薄々気付いています。

効率的な方法を選ぶことで、一定以上の品質のサービスを届け続けることが出来るので、ひいては相手のためにもなっているはず。

そうは思っても、なかなか割り切れないところもあります。

特に大きな規模で事業を展開していない場合には、その個別性というのが重視されるところでしょう。

一律に対応を決めてしまうと、同じ土俵で戦うことになり、不利になってしまうこともある。

でも、全てに個別対応していては、消耗するばかりかもしれません。

その選択は難しいところですが、一度試してみるというのもいいかなと思っています。

一旦、時間を掛けて対応してみる。

もしかしたら、無駄に終わることもあるかもしれない。

その場合は、こういう時は時間を掛けないようにと決める。

それによって、チャンスを逃したことに気付くかもしれません。

その場合も、こういう場合は時間を掛けるとまた決める。

正解がないからこそ、自分自身で見極める力を高めていくしかありません。

効率と非効率は相反するものですが、立場の違いで捉え方が変わるもの。

立場の違いをなくすことが出来ないのであれば、落としどころを探し続けるというのが一番の近道なのかなと思っています。

おわりに

一時の感情で動かずに、冷静にものごとを捉えられるようになりたいものです。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました！

この記事を書いている人

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