TeamViewerでリモートワーク！接続元ＰＣ側もマルチディスプレイ環境で操作するには

以前の記事で、遠隔操作する方法として、Chromeリモートデスクトップについてご紹介しました。

Chromeリモートデスクトップの遠隔操作でひと手間減らす

その注意点についても、別の記事で取り上げています。

複数の遠隔操作ソフトで接続先ＰＣに同時に接続する

遠隔操作でリモートワークをするときには、接続先ＰＣの画面を表示しながら操作できるので、普段職場などで使い慣れている環境をそのまま使えるので便利ではあります。

しかしながら、職場で２画面以上のモニタを設置したマルチディスプレイ環境で作業をしている場合には、遠隔操作になると一つの画面でウィンドウを切り替えてとなると作業効率が落ちてしまうかもしれません。

今回は、遠隔操作でも接続元ＰＣをマルチディスプレイ環境で作業するためのひとつの方法として、TeamViewerを例にしてまとめてみました。

これらの情報は、2020年12月12日現在の状況となりますので、最新情報は、リンク先の情報等を合わせてご確認下さい。

遠隔操作の場合は基本は画面は一つ

遠隔操作のソフトやサービスを利用する場合、接続元ＰＣ側では基本的に１つのウィンドウの中に接続先ＰＣの画面が表示されます。

普段からノートパソコンなど１つの画面だけで作業をしている場合には、特にこれで問題ありません。

しかしながら、普段２画面以上のマルチディスプレイ環境で作業をしている場合には、普段と環境が変わってしまいます。

一時的な作業環境という意味であれば、その場しのぎで、遠隔操作で何とか代替は出来ますが、リモートワークが定常化する場合には、制約が出来て、不便を感じます。

遠隔操作でも接続元ＰＣ側をマルチディスプレイ環境で作業する

私自身は遠隔操作は一つの画面しか出来ないと思い込んでいましたが、サービスやソフトによっては可能です。今回はTeamViewerを使用した方法を取り上げますが、他のものでも可能な場合があるかと思います。

まずは、接続先ＰＣ側がマルチディスプレイ環境であることが前提です。その上で、接続元ＰＣ側もマルチディスプレイ環境にしておきます。

TeamViewerでは、接続先ＰＣの画面を接続元ＰＣで複数のウィンドウで表示させることが出来ます。上図の接続先ＰＣの「モニタＡ」を接続元ＰＣの「モニタa」に、接続先ＰＣの「モニタＢ」を接続元ＰＣの「モニタb」に表示させることで、接続元ＰＣ側でも接続先ＰＣと同じマルチディスプレイ環境で作業を行うことが出来ます。

TeamViewerの設定・操作方法

ネットで色々と検索してみたのですが、直接TeamViewerの設定等について書かれているページがなかなか見つからなかったので、備忘の意味を込めて流れを書いておきます。

接続元ＰＣ側での操作に焦点を絞っていますので、TeamViewerの基本的な操作方法等については、公式ホームページ等をご参照ください。

TeamViewer

接続先・接続元ＰＣの画面については、下図を前提にお話ししていきます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Screenshot_3-3-1024x425.jpg

TeamViewerで接続元ＰＣから接続先ＰＣに接続します。

画面上部にある「表示」メニューから「セッションをタブで表示」のチェックを外し、「モニターを個別のウィンドウに表示する」にチェックを入れます。

その状態で、「表示」メニューからモニタアイコンの「２」をクリックします。

すると、新たなウィンドウが表示され、接続先ＰＣの「モニタＢ」が表示されます。

これで接続先ＰＣの「モニタＡ」と「モニタＢ」を別々のウィンドウで表示することが出来ます。

後は、どちらかのウィンドウを接続元ＰＣ側の「モニタb」に移動させれば、接続元ＰＣ側でもマルチディプレイ環境での作業が可能となります。

おわりに

接続元ＰＣ側でも接続先ＰＣと同じマルチディスプレイ環境が出来れば、便利かなと思います。TeamViewerは非常に便利なソフトで高機能だなと実感しているのですが、あくまで私の主観ですが、マニュアル等の見せ方が分かりにくいと感じてしまう時があります。それらを補完することで、便利な機能を共有できればいいかなと思います。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました！