今年も種まきをし続ける

新しい年2021年が始まりました。毎年新しい年が始まるときには、特別な気持ちを持つようにしていますが、今年は特にその思いが強いかもしれません。税理士として独立開業して2年目に突入し、2回目の新年を迎えています。

区切りは大事ですが、年が明けたからといって、急に事態が好転したりするということはありません。今回は、開業2年目を迎えて、これからの展開含めての思いなどを書き連ねていきたいなと思います。

これまでの種まき

税理士として独立開業した当初は、事務所のルールや自分のやり方を作り上げていくことに夢中で、外に向けた営業活動や人との繋がりを作るための種まきどころではなかったというのが正直ところです。

意図してこちらから前のめりになった種まきはなかなか出来なかったことは少し悔やまれるところですが、受動的にお声掛けいただいたことにはとりあえずお応えするという姿勢でいれたのは、良かったかなと思っています。

税理士として独立開業しているということは、ある意味では格好の餌食になりやすい面もあります。業務提携や顧客紹介という名目で、色んな方々が近づいてくる機会が増えます。

全員が悪人でこちらを明らかに騙そうとしているという図式であれば、分かりやすくて対応しやすいのですが、そんなことばかりではなくて、こちらのメリットになる可能性がある場合もあり、その一つ一つを判断していくというのは、結構大変です。

そのため、そういった業務提携や顧客紹介の話自体は全て断るという姿勢を貫いている方もいらっしゃいます。そこまで、スパッと割り切れればいいのですが、もしかしたらその中に良縁があって、チャンスを逃してしまうことを恐れて、悩むことが多いのではないかなと思います。

私自身は、種まきを数多くして、万が一、想定よりも実りが多過ぎても対応できずに困るので、ある程度は対象を絞って種をまくようにしていました。

基本的には、これまで自分が会ったことがあり、見覚えがあるということを優先するようにしていました。その次に、会ったことはなくても、業務に関連してメール等でのやり取りをしたことがあり、違和感を感じたことがないこと。こういった方には、開業の挨拶状含めて、こちらからアプローチをかけるようにしていました。

これまで会ったことがない、業務の関連でメールのやり取り等もしたことがない、そういった初対面の人からアプローチがあった場合には、最初から取り合わないなど、無下にすることはしないようにしており、今もそうするように努めています。

しかしながら、自分の中での一定の基準みたいなものは決めています。はっきりとした基準ばかりではないですが、一番重要視しているのは、きちんとルールに乗っ取った方法でのアプローチであること。

事務所のホームページ上に問い合わせフォームを用意していますが、そこに問い合わせ内容についての区分を選択していただくようにしています。実際によくあるのが、その項目を無視して、適当に選んで、自分の売り込みのみが書き込まれるということ。

たとえ営業メールであっても、少なくともこちらに向けて書かれたメッセージであれば、真剣に読もうと思いますが、明らかに使い回されている内容であれば、今後のことを考えても有益になるとは考えにくいかなと。

種まきが実り始めることも

こうして、少しづつでも昨年2020年は細々としながらも、種まきをし続けてきました。当たり前ですが、その場であったり、すぐに成果が出ることはなかったです。

何も動きがなさ過ぎて、これって本当に意味があるのかなと思ってしまうことも多々ありました。このブログ投稿もその一つではあります。すぐには目に見える成果というのは出ないものだなということを実感しています。

特に2020年は新型コロナウィルス感染症の影響で、以前のようにこちらから積極的にアプローチしていく活動というのは、何かしら制限を受けることが多かったです。

もちろん、そんな中でもオンラインやWebを駆使して、上手く時流に乗るという戦略を取れる方は多くいらっしゃいますが、その地盤をこれから作っていこうとしていた場合には、どうしても受け身にならざるを得ない部分があるのかなと思います。

それでもいつか成果が出ることを目指して、地道に継続することだけを考えて、行動しています。まだまだ、全てが報われるような成果は出てないですが、少しづつ目に見える形で種まきが実ることも出て来ました。

一つ一つは小さなことでも、その一つ一つがあの種まきの成果だなと認識することで、単純に嬉しく感じることが出来ます。

これからも種まきは続けていく

年末にも、1年前ぐらいに活動していたことの繋がりで、そのサービスに対する対価ではないですが、売上が生まれた事案がありました。これは、開業時に挨拶状を出していたことで繋がっていたことで生まれたものでもあります。

全てにおいて、長いスパンだと気持ち的にはしんどいものですが、すぐに成果が出るもの、少し時間がかかるもの、年単位での中長期的なものを上手く組み合わせながら、活動していくことが出来れば、自分の理想とする事業の展開が出来るのかなと思います。

そのためには、実りがすぐに見えない種まきを続けていくことが大事です。実りがないことも多くあるかもしれません。それでも、全ての未来が見えないからこそ、その可能性の幅を広げておくことが必要なのでしょう。

2021年はどんな年になるか正直分かりません。年末年始においても、新型コロナウィルス感染症の感染者数の増加には歯止めが掛からず、感染拡大が始まって1年が経とうとしている今も、状況は変わらず、見方によっては悪化しているのかもしれません。

それでも、やれることは種まきを続けていくことなんだと思います。苦しいこともあるでしょうし、新たな困難が出て来て、さすがにもう無理と思うかもしれません。それでも、諦めずに粛々と継続することが、将来の成果に繋がるのだと思います。そういった成果の積み重ねが事業を軌道に乗せていくことなんだと思います。

おわりに

年始はやっぱり所信表明などしたくなりがちです。年末の振り返りもそうですが、私自身は必要なことなんだと思っています。それが達成されたかの確認がないと意味がないということもあるかもしれませんが、その時の気持ちを確認することで、自分でも気づかない一面を発見することもありますので。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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