「デジタル化時代の新たな利益を生む仕組みづくり」を受講して無料から有料に切替えたサービスを振り返る

先日、たまたま大阪商工会議所のセミナーで、システムに関する方向性について改めて再認識することがありました。

講師は、ITをベースとした仕組みづくりを支援するコンサルタントの方です。

特定非営利活動法人ヒューリット経営研究所
理事川野太さん

今回は、セミナーの内容から再認識したことを取り上げながら、自分自身のこれまでの状況を踏まえて、まとめてみました。

無料の範囲で試す・使ってみる

セミナーの内容について、詳細に触れることはしませんが、一番印象に残っているのは、ITなどのシステムを導入するには、身近なところから無料の範囲で試す・使ってみることが大切だということでした。

今の業務を効率化・自動化するために、最初から大掛かりなプロジェクトとして、取り組んでいこうとすると、中小企業の場合には、最初のスタートがなかなか切れないことが多いでしょう。

結局、スタートが切れないので、話が進まず、とりあえずシステムに係るコストなどの見積もりを取ってみると、結構な金額ということで、十分な検討がなされないまま、導入は見送りということがあるかもしれません。

まずは身近なところから、無料の範囲で試してみることで、とりあえずは一歩踏み出せたりするものです。

遠隔地での作業を指示するための映像付き通信手段のシステムを構築する、となると大仰なシステム導入となりそうですが、スマホでLINEのビデオ通話機能を使って、とりあえず始めてみれば、セキュリティの問題などは別として、試すことが出来ます。

こうした事例は小規模で始める事業者にとっては、当てはまる例が多いでしょう。

私自身も税理士として独立開業してから、事務所運営に必要なサービス・システムを試行錯誤しながら、導入してきました。

そのまま無料で使い続けたり、結局そのサービス・システムは使わないということもありましたが、有料に切替て利用している場合もあります。

Dropbox

クラウド上にデータを保存して共有出来たりするオンラインストレージになります。

Dropbox

データを保管できる容量や利用出来るユーザー数などによって、料金プランが分かれています。

Dropboxホームページ
プランと料金

最初は、上図の一番左の【ビジネス用」ー「Basic」プランから始めましたが、使い方を試行錯誤する中で、複数のユーザーでの利用やストレージ容量の確保などを考えて、右から2番目の【ビジネス用」ー「Standard」プランに切替えました。

その際にも、無料トライアル期間があるので、「Basic」との違いを確認しながら、導入を決めることが出来ました。

今では、サーバー代わりであり、色んなデータのバックアップ先でもあり、ないと困るものになっています。

Evernote

電子ノートのようなイメージで、タスク・スケジュール管理が出来るメモアプリです。

Evernote

データを保管できる容量や使用できる機能などによって、料金プランが分かれています。

Evernoteホームページ
プラン

元々は、仕事で日報を作成する際の、面談時の記録をメモするなどから使い始めて、上図の「FREE」プランを利用していました。

そこから、外出時や打合せが続いた時など、すぐにメモできるように色んな端末からアクセス出来るようにしたい、オフライン環境でもとりあえずメモ出来るようにしたいなど、更に利用したい機能が出て来たため、「PERSONAL」プランに切り替えることにしました。

今では顧客カルテの記録や個人・事業の郵便物など紙の書類をデータ化して保存したりなど、電子メモとしてペーパーストックレスのための重要な位置づけとなっています。

TeamViewer

リモートワークなどでも活用されている、遠隔操作するためのソフトです。

TeamViewer

商用目的かどうか、利用人数などによって料金プランが分かれています。

TeamViewerホームページ
価格（テレワーク向け製品）

仕事で外出することが多かったりするので、リモートワークへの対応も含めて、無料版で使用してみました。

他にも遠隔操作のソフトは色々ありますが、通信環境の安定性と接続元PCでのマルチディスプレイ環境での操作が可能であることなどを考慮して、「リモートアクセス」プランに切り替えることになりました。

今では、事務所に置いてあるパソコンを基点に、外出先や自宅からでも簡単に接続出来るので重宝しています。

接続元PCでのマルチディスプレイ環境での操作については、別の記事でも取り上げています。

TeamViewerでリモートワーク！接続元ＰＣ側もマルチディスプレイ環境で操作するには