独立開業してからの資格試験への取り組みについて思うこと
人生は常に勉強、とはよく言われることで、学校を卒業しても、社会人になっても、勉強から逃れることは出来ない、と実感しています。
ただやみくもに勉強してもということで、資格試験を目指すというのもひとつの方法です。
税理士試験が大きな山場だったので
資格試験にも色々あって、その種類も活用方法も、千差万別です。
私自身も、これまでいくつか資格試験を受けてきましたが、その資格が仕事になるという意味で、税理士試験というのは、人生においての大きな山場でした。
子供の頃からの夢というわけではなかったですが、初めてこの職業を目指そうと本気で取り組んだものであり、その分周りの人を巻き込みつつ、長い期間を掛けて、達成してきたものでした。
その辺りの経緯などはこのブログで何度か取り上げていますが、最初のきっかけなどはこんな記事でした。
税理士を目指したきっかけ(前編)
税理士を目指したきっかけ(後編)
何とか税理士資格を取得することが出来て、その資格を活かした働き方ということで、独立開業することを私自身は選択しました。
正直なところ、10年近い年月をかけて、一つの資格のための勉強を続けてきたので、もう資格取得の勉強はしんどいなぁ、という思いが強くありました。
勉強は元々嫌いではなかったのですが、自分にとっては大きな山場を越えることが出来たものの、疲弊していたのというのが本音のところです。
税理士として、仕事を続けていくには、新しい税務・会計の知識を取り入れつつ、自分の知らない領域や、知っていてもその深度を追求していくなど、資格試験の勉強以外にもやるべきことが多くあります。
そんな中で、わざわざ資格試験の勉強を別途行う必要があるのか。
税理士資格があれば、これ以上は特に必要ないのではないか。
そんな甘い考えがあったのかもしれません。
何を目的にするか
当たり前の話かもしれませんが、税理士というのは全国に8万人程いて、それで全てが安泰ということはないものです。
勤務をしていれば、いつのまにか仕事に溢れて、忙しい日々を送るということが多く、ある意味安泰の日々を送っていたのかもしれません。
しかしながら、開業していると、仕事は勝手に振られるということはなく、仕事を獲得するということが必要になります。
もちろん、人によっては、開業当初から依頼が殺到して、仕事を選ぶことが出来ている場合もあるでしょうが、誰しもに当てはまることではないかなと。
開業してある程度の年数が経って、仕事が安定しているという場合でも、開業当初は仕事が少なくて苦しい時期もあったというのはよく聞く話です。
仕事を増やしていくためには、税理士資格で満足している場合ではない、ということに気付かされます。
私の場合は、薄々は感じていながらも、開業してから実感したというところです。
税理士として活動していると、税務・会計以外の話に触れる機会が多くあります。時には、相談されたり、意見を求められることも。
そういった時に、あの資格を持っていた方がよいのでは、と思うことはよくあります。
世の中には「税理士×〇〇」で他とは違う強みを持たせている人もいらっしゃいます。
自分もそこを目指すべきかと迷うところもあります。
考えたり、迷ったりすることも、もちろん大事ですが、今までの経験を振り返ってみると、思い当たることがあります。
それは、その資格を取ったら何かに使えるかも?という場合は、資格取得まで辿り着けないということ。
反対に、この資格は仕事に直結するので、いつまでに取らないといけないという場合には、資格取得まで辿り着けるということです。
もちろん例外はありますし、ごくごく簡単な一夜漬けで取得出来るような資格試験であれば、当てはまらないこともあります。
そんな簡単に取れる資格であれば、仕事で使える意味合いが少ないのではと思いますが・・・。
いつ勉強するか
仕事に直結して、必要に迫られていれば、資格取得するモチベーションが高くなるということはあるでしょう。
しかしながら、モチベーションだけでは、資格取得をすることは出来ません。
ある程度の勉強時間を確保する必要があります。
社会人になると、働きながらの勉強ということで、学生時代や専念していたときとは勉強時間の確保の仕方が変わってきます。
その辺りの考え方については、別の記事でもまとめています。
働きながら勉強する基礎を作る
その勉強の仕方は、人それぞれ自分にあった方法を模索するしかありません。
自分自身の経験で言えば、いつ勉強するか、というのを決めておいて、それを続けることをが一番大事かなと思っています。
資格取得の勉強においては、余程の天才でない限り、一定の勉強時間の確保が必須です。
そのためには、コツコツと日々の時間を積み上げていくことが一番の近道でしょう。
私の場合であれば、早朝の仕事を始める前の30分というのを勉強時間として確保するようにしています。
早朝であれば、誰かの邪魔が入ったり、その時間に優先してしなければならないこと、というのはほとんどないので、勉強時間を確保出来なくなるリスクは少ないです。
ここ数年を振り返ってみても、その時間を全く確保出来なかった日というのは、ありませんでした。
多少時間が短くなるなどはありましたが、その程度です。
資格取得の必要性を実感して、毎日コツコツと勉強時間を確保する、この2つの条件が揃ったものは、資格取得も上手くいって、その後の仕事で活かせるようになっている、というのを実感しています。
おわりに
上手くいくことばかりではなく、資格取得を諦めた・中断しているものがいくつもあります。
その中で、一つでも上手くいけば儲けものなので、とりあえず興味を持つというのは大事かなと思います。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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