コロナ禍で始めたことをやめるかどうか

2020年に始まった、新型コロナウィルス感染症の拡大によるコロナ禍という状況は2022年6月8日現在も続いています。

完全になくなるということはないのかもしれません。

それでも、2年が経過して、一つの指標としての全国の感染者数は減少傾向ではあります。

何より今まで中止となっていたイベントなどが再開されるというニュースを見聞きすると、少しづつ状況は変化しているのかな、と思えることも。

こうして変化していく状況の中で、自分自身も変化に対応していかなければと思うこともあります。

コロナ禍で始めたこと

2019年10月に税理士として独立開業して、1年目となる2020年が明けてからすぐにコロナ禍という状況になりました。

そのため、開業するにあたって始めたこと、コロナ禍に対応するために始めたこと、というのが入り混じっている状態ではあります。

開業してからしばらくは、なかなか営業活動が上手くいかないという状況が続きましたが、それがコロナ禍だからなのか、コロナ禍などは関係なく、元々苦戦することになっていたのか、はっきりとは分かりません。

ただ、どちらの影響もあることは間違いないでしょうし、今更それを明確に区分けしていくことに意味はあまりないのかなとは思っています。

どういったきっかけで始めたかということよりも、その始めたことをこれからどうしていくかを考える方が有意義でしょう。

コロナ禍という特殊な状況であるため、どうしてもそうした環境のせいにしてしまいがちです。

コロナ禍でなければ、もっと上手くいっていたかもしれないのに・・・。

でも、極端に考えれば、何もない平常状態というのは、ないとも言えます。

何もかもが自分の思うように、予定通りに、想定していることしか起きない、ということはあり得ないでしょう。

もしも、そうなったとしても、面白味がないと感じるかもしれません。

人それぞれ考え方は違いますが、私の場合には、ある程度のハプニングなど想定外のことが起こることを期待している部分があります。

いつもそうしたことを受け入れることが出来るかは分かりませんが、受け入れられるぐらいの心の余裕は持っておきたいところです。

リモートワーク

私の中では、コロナ禍になって、一番注目されたものの一つだと考えています。

どちらかというと在宅ワークのイメージが強いかもしれません。

仕事をするために通勤する、という多くの人が抱く概念を覆したというところでしょうか。

もちろん、以前から在宅ワークなど職場とは違う場所で働くというスタイルはありましたが、多くの人が自分には関係ないとどこかで思っていたところがあると思います。

それが突然自分の身に降りかかってきたという感覚かもしれません。

私自身は、元々開業する前から、職場以外の場所でも仕事が出来るリモートワークというものに興味を持っていました。

それを、開業してから実現するために、仕事の段取り、仕組み、システムなどを試行錯誤してきました。

そんな時に、コロナ禍が始まったという経緯があるので、コロナ禍に関係なく、リモートワークについては、今後も継続してバージョンアップしていく予定です。

これまでリモートワークに関する記事をいくつか書いてきました。


オンラインが合う場合と合わない場合

ノマド的な働き方を試してみる

TeamViewerでリモートワーク!接続元PC側もマルチディスプレイ環境で操作するには

リモートワークを行うために必要なことを考える

リモートワークのために遠隔操作専用のパソコンを導入してひと手間減らす


これらの中で感じてきたことは、リモートワークという働き方も組み合わせていくことが必要ということです。

会社に通勤しなければ仕事が出来ないという状態は解消すべきだと思っていますが、そこから完全にリモートワークに移行すべきとまでは思っていません。

当たり前のことかもしれませんが、何事も極端な方向に振れてしまうと、色々と衝突が起こることもあります。

そうした痛みは必要という意見もあるかもしれませんが、ほどほどに良いとこどりでバランスを上手く取っていく方が長く続けられると経験則で感じているところです。

ペーパーストックレス

コロナ禍では、人との接触を減らすために、色んな「~レス」が推進されてきました。

決済手段としてのキャッシュレスが分かり易いかもしれません。

大きな括りでいえば、色んなモノをデータで取り扱う取り組みが進んできたというところでしょうか。

自分の仕事に関わる部分でいえば、ペーパーレスというのが一つのキーワードとなります。

リモートワークを実施していく中では、このペーパーレスとなっているかというのが、普及のための重要な要素となります。

完全なペーパーレスというと、紙の取り扱いを無くすことが目指すべき方向になってしまうので、普及のハードルがあがってしまいます。

そのため、手始めに「ペーパーストックレス」から手を付ける方が無難かもしれません。

ペーパーストックレスは、簡単にいえば、紙を取り扱うのはOKだが、保管する時にはデータ化して紙の保管をなくす、というところです。

私自身も、開業当初からこのペーパーストックレスに取り組んできました。

なので、コロナ禍とは直接関係ないところではありますが、リモートワークの継続のためには必須の仕組みなので、これも継続していく予定です。

普段取り扱う資料のペーパーストックレスへの取り組みについても、これまでいくつか記事で取り上げてきました。


資料の保管方法でひと手間減らす

データを集約する仕組みを決めておく

リモートでデータをやり取りする方法


資料をデータで収集することの意義は、ペーパーストックレスの観点からだけでなく、会計処理の観点からも有用となります。

通帳データを変換して会計ソフトに取り込む、というフローは業務効率化の観点からも、今後必須の工程となるかもしれません。

通帳コピーの画像データからOCR機能でデジタル化するという方法もあります。

どちらが良い悪いというのは一概には言えませんが、自分自身の目指すべきところとしては、デジタルデータ自体を取り扱う方向性に向かっていきたいなと今のところは考えています。

おわりに

色んなことが動き始めたからこそ、慎重に素早く対応していくことが必要となります。

出来れば、早い段階で小さな失敗を重ねておきたいところです。 


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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