自分の考え方が受け入れられない時は、自分が相手の考え方に理解を示しているか鑑みる

積極的に知識を得るためのインプットを行い、日々の取り組みから経験値を増やしていくと、自分なりの考え方や姿勢というものがある程度は確立されているように感じます。

自信を持って自分はこうだという考えを持つことはいいことではあるのですが、時にはその考え方が邪魔して、視野が狭くなってしまうことがあります。

今回は、自分が自信を持って伝えた考え方が相手に伝わらない時に、考えておきたいことについて、まとめてみました。

自信はあるのになぜか相手に伝わらない

税理士として独立開業してから、私自身は仕事をするときの1日のスケジュールの組み方をガラッと変えました。

単的に言えば、夜型から朝型へシフトさせたということになります。その辺りの経緯などは別記事で取り上げています。

開業に向けて朝型の生活リズムに変えてみた

午後に集中力が落ちることへの対策

まだ1年半ぐらいで、それ程長く続けているわけではないですが、一定期間続けられていることで、自分なりのスタイルというものが出来てきているように感じています。

これが唯一の正解だとは思いませんが、以前の働き方と比べると、仕事に携わる時間を単純に減らすことが出来たり、コントロールすることが出来るようになったかなと思います。

身体的な面はもちろんですが、精神的な面でもラクでいれらる時間が増えたことで、ただしんどいと思う時間が減ってきているように感じています。

そうなると、この効用みたいなものを他の人にも伝えて、一緒に共有したいという思いが出て来ることがあります。余計なお世話ではありますが、これこそ独立開業することの意義の一つのようなものなんだと。

せっかく独立開業したのだから、良かったと思えることが一つでも多い方がいい、そんな思いもあるのかもしれません。

しかしながら、例えばこの話を税理士事務所等に勤務している人にしても、いい情報を聞いたと手放しで喜んで、すぐに実行されるということはあまりありません。

むしろ非現実的な話として捉えられて、その場限りで終わってしまうことがほとんどです。

理解出来ずに批判に変わることも

自分が手探りながらも続けていくことで、作り上げてきた考え方で、それなりに自信を持って取り組んできたことを、ここぞというタイミングで惜しげもなく出したのに、思ったより伝わっていないとなると、なぜ分からないのだろう?というのが正直なところでしょう。

そのまま話を流すことが出来ればいいのですが、自分の考え方に自信を持っていればいるほど、固執してしまいがちです。

このまま相手に自分の考え方を理解してもらえなければ、大袈裟に言えば、自分が否定されてしまうと感じてしまうのかもしれません。勝負ではないですが、負けてしまったような感覚でしょうか。

前向きに理解を求めているうちはいいのですが、そのうち相手が理解してくれないことに対して、不満が募り、相手への批判の感情が起こってくるかもしれません。

そこまで意固地になることはないのかもしれませんが、一生懸命に取り組んできて、思い入れが強ければ強いほど、自分を守るために、相手への批判で解消しようとするのかもしれません。

批判とまではいかなくても、相手に対する接し方がこれまでと変わったり、関係性が崩れることはあるでしょう。

相手の考え方に理解を示せているか

相手の理解を得られないときには、まず自分の考え方に偏りがないかを確認することが大事です。自信はあっても、相手にもそれが当てはまるのかを一番に考えるべきです。

前項で例として出した朝型生活へのシフトであれば、その実現性について改めて考えてみることもひとつの方法です。

朝6時から事務所で仕事をスタートさせるためには、始業時間を自由に決めれる環境、移動時間を極力減らす、朝から他の用事がない、などクリアしなければならない条件がいくつかあります。

ある程度の距離の通勤をして税理士事務所等に勤務している、家族との関りなど朝から家ですべき用事がある、こういった場合には同じ条件で朝型生活というのは実現するのは難しいでしょう。

無理して変えることは出来るかもしれませんが、どこかで歪みが生じてしまいます。その歪みは結局自分に返ってくるので、しんどさは変わらず、むしろ一層大変になるという本末転倒なことになりかねません。

そもそも今の生活の中で、しっかり時間をコントロールしながら、身体的にも精神的にも充実しているという場合には、朝型生活へのシフトなんて必要ないものです。

こういった相手の状況や環境を踏まえて、その考え方に対して理解を示すことが出来れば、新たに自分の考え方に幅を持たせることが出来ます。

こちらが自分の考え方を押し付けないことで、相手の考え方に変化が現れるかもしれません。

実は朝の時間帯の使い方について、見直し自体は必要だと思っていた。私の考え方を聞いて、毎日は無理でも、毎週この日は朝型生活を実践して、自分の時間を確保して有効活用してみたい。

色んな考え方を吸収しつつ、自分の考え方もしっかり持つ。そのバランスは難しいところですが、日々取り組んでいく価値のあるものかなと思います。

おわりに

感情的になると、どんなに有用なものでも、冷静な判断が出来ずに受け入れられなくなってしまうこともあります。せっかくのチャンスを逃してしまうのはもったいないので、出来るだけ冷静にものごとを見極められるようになりたいものです。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いている人

エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)

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