取り組むことに合わせて環境を変えてみる
自分で決めたことは、意地でも貫き通す。
そんな固い意志をいつも持って取り組むことが出来ればいいのですが、そんなに上手くいくことばかりではありません。
私自身も、これをやろうと思っても、色んな誘惑に負けて、結局続かなかったということはよくあります。
ただ、中には思うような結果になったということもありました。
そこに共通していたのは、取り組むことに合わせて環境を変えられたということ。
いつもそう出来るとは限りませんが、意識はしておきたいところです。
税理士試験への取り組み
何度かこのブログでも取り上げたことがありますが、税理士試験に本格的に取り組もうと思ったのは30歳の時でした。
税理士を目指そうと思ったきっかけは、別の記事でも取り上げています。
それまでは、新卒で入社した会社で8年程勤めていて、システム部門・経理部門に従事していました。
ちょうど経理部門に異動になってから、簿記の勉強を始めて、日商簿記2級までは自力で何とか合格出来ました。
そこから、税理士という資格に興味を持って、勉強をスタートさせることに。
税理士試験について調べてみると、結構難しそうな感じ。
さすがに、独学では無理と判断して、専門学校に通うことにしました。
社会人受験生というのは、税理士試験では結構多いのですが、当時は税理士業界のことを全然知らなくて、こんなにしんどいことが続けられるだろうかと不安しかありませんでした。
平日は朝から晩まで仕事で、授業を受けることはかなり難しい。
自動的に週末の土日のロングコースの授業を受講することに。
ロングコースは、平日の2日に分けて行う授業を1日でまとめて実施するというもの。
授業だけで、週末の1日を使うことになります。
そこに、次回までの課題が2回分出される。
それは平日にするしかありません。
今考えれば、それぐらい勉強時間を確保しないと、税理士試験に合格するのは難しいというのは分かるのですが、当時は周りの状況が全然分からず。
ただ忙しさが増していくばかりで、そのうち平日の課題がこなせなくなり、数ヶ月で挫折することになりました。
税理士試験を受けるところまで辿り着けませんでした。
それでも、諦めずに続けようと思えたのは、何故だか分かりません。
ただ、このまま続けても税理士試験に合格することは出来ないということは分かっていたので、思い切って環境を変えることを決断しました。
税理士業界に入って、受験生が周りにいる環境の方が勉強し易いのではないか。
最初は安易な発想から始まったものでした。
正直なところ、周りに税理士試験の受験生がいるだけで、勉強がし易くなるということはありません。
ただ、周りの状況を肌で感じられるので、良い意味でも悪い意味でも刺激を受けることは出来ます。
それをプラスに変えてやろうという確固たる意志が必要にはなりますが、それが出来れば良い方向に作用することは間違いないかなと。
今のところ、人生で一番大きな環境の変化ではありますが、今考えれば、取り組みに合わせて環境を変えて良かったと思えることの一つです。
16時間断食への取り組み
健康のため、ダイエットのため、など明確な理由があったわけではありませんが、16時間断食を緩く続けています。
緩くというのは、1分1秒を死守しようとしたりせず、出来る限りで続けていこうというスタンスです。
その辺りのことを含めて別の記事で定期的に更新しています。
この自分ルールの16時間断食ですが、続けるために、自分なりのポイントがあります。
それは、食べないように我慢するのではなく、食べれない状況を作ること。
前日夜20時からお昼12時までの間は、基本的に水やお茶などの飲み物しか口にしないというルールを課しています。
ただ、目の前やすぐ近くに食べ物があると、我慢するにもかなりの忍耐力が要ります。
緩い取り組みにしようと思っていたので、正直そういう状況で我慢できる自信がありませんでした。
ちょうどその時、生活リズムを変えていて、朝型の生活に慣れてきたところでした。
朝6時には事務所に行くようにして、夕方16時頃には仕事を終えるように。
事務所には、基本的に食べ物は常備していません。
水かお茶かぐらいの飲み物のみ。
朝起きてから、身支度だけして、早朝から事務所にいれば、お昼12時までは食べ物が近くにある環境から離れることが出来ます。
もちろん、近くにコンビニなどがあるので、食べ物を買おうと思えばいつでも買えます。
でも、さすがにそこは自分の意思で止めることは出来ます。
あまりに空腹過ぎて、無意識に食べ物を買って食べていた、ということがあるようなら、16時間断食自体を見直すべきかなと。
始めて3年程が経ちますが、今のところは同じ生活リズムが続けられているので、緩く続けられています。
これからの取り組み
2023年11月1日現在で、開業の時から利用している事務所を移転することが決まっています。
まだ、具体的な取り組みは決めていませんが、環境がガラッと変わる状況です。
今回は、取り組みに合わせて、環境を変えるというよりも、環境が変わることが先行しているところです。
ただ、良い機会なので、何か新しい取り組みを一つでもやってみようかと目論んでいます。
社会人になって、初めて働いた部署は、システム部門でした。
そして同じ会社で経理部門に異動。
そこから税理士業界に転職しました。
今は、税理士として独立開業している状況です。
税理士業における主なサービスは顧問業務。
クライアントと顧問契約を締結して、毎月の顧問報酬をいただきながら、月次決算や監査をしたり、税務相談に乗ったり、今でいうサブスクのようなサービスというところでしょうか。
それが良いとか悪いとか言うことではなく、収入を増やそうと思えば、顧問契約を増やして、業務量を定常的に増やしていく必要があります。
一定の業務量を超えれば、スタッフを雇用して対応していく必要がある。
スタッフの数が増えれば、事務所のスペースも必要となるので、広いところに移転していく。
それが一番シンプルで、確実な経営と言えるかもしれません。
ただ、それが自分の望む方向性と合っているのか。
10年後、20年後にどうなっていたいのか。
税理士業だけに捉われない選択肢も考えられないか。
そういったことも踏まえた取り組みのきっかけを試してみたいところです。
おわりに
環境を変えるというのは、年を重ねるごとに億劫になっていくことを自覚しています。
だからこそ、変えるとなったら何かしら挑戦は含ませておきたいものです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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