韓国ドラマ「マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~」を見て思う出世競争との向き合い方
継続的に連続ドラマを観ています。
時期によって、日本のリアルタイムの連続ドラマを集中的に観ていることもあれば、サブスクで視聴出来る動画配信サービスで韓国ドラマを集中的に観ることも。
前回の韓国ドラマから少し間が空きましたが、久しぶりに韓国ドラマを観ています。
今回は、「マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~」というドラマです。
これまでも何度か、ドラマを観ながら考えたり、感じていたことを、自分の体験に重ねてブログ記事を書いたりしてきました。
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前回までと同様に内容云々について、詳細にここで書くということはしないようにと思っています。
伝えたかったメッセージとは少し毛色が違うかもしれませんが、一番印象に残っているのは、出世競争の激しさでした。
出世競争の激しさ
他の韓国ドラマでも、出世競争の激しさというのはよく感じるところです。
韓国独特のものなのか、ドラマなので少し大袈裟に描かれているところはあると思いますが、熾烈なバトルが繰り広げられます。
相手を蹴落とすために、あからさまに嫌がらせをしたり、足を引っ張ったり。
不祥事を起こさせるために、様々な裏工作が行われていきます。
日本でも、そうした裏工作のシーンなどが描かれていることもありますが、そこまであからさまではないイメージです。
どちらかというとコソコソしている、「静」のような感じでしょうか。
韓国ドラマは、「動」です。
少し現実離れしていると感じることもありますが、現実にはあり得ないとも言い切れないところがあったり。
私自身も、大学卒業後、新卒で会社に就職したので、出世競争の世界に入ることになりました。
新入社員の時には、自分が出世するとかそういう思考ではなく、どちらかというと周りの状況から感じるというところでしょうか。
毎月のように、人事異動が発表されて、それ自体には出世したとは書かれていませんが、異動先の部署や役職などから、容易に想像することは出来ます。
場合によっては、出世ではなく、降格することも。
自分の所属部署に係る人事異動であれば、それなりに影響が出て来ます。
私の周りではあからさまな出世競争という雰囲気を感じることはあまりなかったですが、会社の風土によるのかもしれません。
ただ、やはり異業種から入社されて、出世競争に揉まれて来た人がいる場合、雰囲気が違うこともあります。
役員などの偉い人であれば、その影響は大きくなるものです。
ある時期には、部長が数ヶ月ごとに変わったり、また出戻りされたりというよく分からない状況が続いたこともありました。
それが良いとか悪いとかということではありません。
会社などの組織に属するというのは、そういうことなんだと思うようになりました。
転職を考えた時の思考
私自身が、税理士業界への転職を考えたのは、税務会計の仕事が自分には合っているかも、と思ったのがきっかけでした。
当時は化学薬品のメーカーに勤務していて、経理の仕事をしていました。
文系と理系という区分で言うと、私は文系。
ただ、同期を含めて周りは理系の方が圧倒的に多かったです。
それで肩身が狭かったとか、そういうことはなかったのですが、専門的なものが何もない自分に劣等感のようなものを勝手に感じていました。
たまたま経理関係の部署に異動して、税務会計の仕事に興味を持ったというのは、本当に有難い偶然でした。
自分も手に職を付けることが出来るかもと思ったときは、本当にワクワクしたものです。
もちろん、そこから苦難の道がしばらく続くのですが、何とか最後までやり切れたのは、この時の思いがあったからかもしれません。
こうした前向きな気持ちが先行していたのは事実ですが、出世競争に巻き込まれたくないという気持ちもありました。
目の前で繰り広げられる静かな出世競争であっても、精神的にはキツイものがあります。
これから自分もそうした世界に踏み込んで、同期・先輩・後輩と比べられていくと思うと、自分の中では良い未来が想像出来ないかなと。
何度も言いますが、これは出世競争の良し悪しというわけではなく、私自身の捉え方の問題ではあります。
言ってみれば、出世競争から逃げ出したようなものなので、偉そうなことは何も言えません。
独立開業を考えた思考
そうして飛び込んだ税理士業界。
30歳からなので、2023年2月16日現在で、もうすぐ14年になります。
職歴で考えれば、そんなに長い方ではないかもしれません。
異業種からの転職だったので、最初はどんな雰囲気なのか全然分からず。
転職したのが、個人事務所で、比較的自由な風土のところだったので、心地良い自由さを感じていました。
ちょうど組織化していく前の段階だったこともあり、出世競争のようなものはほとんどなく。
転職したことで、また1年目から始めるという感覚があったからかもしれません。
こうした自由を満喫しながら、税理士資格取得のための勉強もコツコツと続けていました。
その後、所属している身としては有難いことだとは思いますが、事務所が拡大していき、組織化されていきました。
そうした成長の過程を経験出来るというのは、貴重な機会ではあります。
ただ、少しづつ息苦しさのようなものを感じるようにもなりました。
それは、組織化されて自由さがなくなることへの息苦しさではありません。
出世競争が顕在化していくことへの息苦しさでしょうか。
出世競争の良し悪しではありませんが、やはり自分には合わないのだと実感しました。
独立開業を目指したのは、税理士資格の取得、自分への挑戦、生き方の変革など、前向きなものから始まったものでした。
しかしながら、出世競争への向き合い方というのが影響していることは否定できません。
おわりに
こうした向き合い方が、良かったのか、悪かったのか、それは今後の自分の生き方次第でもあるので、粛々と自分のやるべきことをやるのみです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事を書いている人
エフティエフ税理士事務所
代表 税理士
藤園 真樹(ふじぞの まさき)
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